AHCグループが株式会社パパゲーノを完全子会社化し新たな成長へ

AHCグループ、株式会社パパゲーノを完全子会社化

AHCグループ（本社：東京都千代田区）は、2024年12月1日から株式会社パパゲーノ（本社：東京都杉並区）の全株式を取得し、完全子会社化したことを発表しました。これにより、両社はさらなる成長を目指し、福祉分野での連携を一層強化することになります。

グループ化の目的

AHCグループは「人を想う」を企業理念に掲げ、「社会福祉に特化した人生の総合サポート企業」を目標としています。2024年6月には、障害のある方の社会参加支援と障害福祉分野におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）構造の構築を進めるため、パパゲーノとの資本業務提携を行いました。パパゲーノは、生成AIなどの先進技術を活用して福祉事業の業務効率を向上させるアプリ「AI支援さん」を提供しており、その影響が出始めています。

今回の完全子会社化に伴い、パパゲーノのCEOである田中康雅氏とCOOの福田氏もAHCグループの株式を一部取得。これにより、両者はAHCグループ全体におけるDX推進の取組みに貢献していくことになります。中長期的には、グループ全体の企業価値向上を図ることが期待されています。

障害者支援サービスの拡充

また、パパゲーノは生成AIを活用した障害者支援サービスの拡充を目指しています。今後数年内に5～10か所の新しい事業所を設立予定で、2023年9月には杉並区八幡山に「パパゲーノ Work & Recovery」を開設し、稼働率が上昇中です。さらに、2025年春には世田谷区用賀エリアに2事業所目を開設する計画も進行中です。

これらの取り組みを通じて、AHCグループは障害者の社会参加を促進し、福祉業界のDX推進を強化する意向を示しています。