障がい者就労支援と地域貢献の新たな挑戦、キッチンカー導入プロジェクト

障がい者就労支援とキッチンカー

PiiS Plaza さいたまを運営する株式会社PiiS Roadは、障がい者就労支援事業所に通う皆さんの工賃を向上させるために、キッチンカーの導入を進めています。この取り組みは、12月16日からクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」でスタートしました。

背景

現在、障がい者就労継続支援B型事業の全国平均工賃はわずか16,000円/月となっており、一般就労を目指す福祉サービスではありますが、実際の作業内容は軽作業が多く、工賃の改善が難しいのが現状です。このプロジェクトは、こうした課題を解決し、一般就労の機会を広げることを目的としています。

PiiS Plaza さいたまの概要

代表の畑尾大翔は、約2年の闘病を経て、2022年にPiiS Plazaを開所しました。プロサッカー選手の経験を生かし、障がい者の皆さんが自立した生活を送るための支援を行っています。オープンから3年、真剣な取り組みから見えてきた課題を解決するためのプロジェクトを立ち上げました。

キッチンカー導入の4つの理由

1. 工賃向上: キッチンカーを運営することで、新たな収入源を確保し、工賃を向上させる狙いです。
2. 一般就労の可能性拡大: 実績を積むことにより、一般就労への道を切り開く機会を提供します。
3. 利用者のやる気・意欲向上: 皆さんに新たなチャレンジの場を提供し、自信を持ってもらうことが目的です。
4. 障がい者と健常者の相互理解: キッチンカーは多くの人と触れ合う機会を生むため、障がい者と健常者との理解を深めます。

クラウドファンディングのリターン

クラウドファンディングの支援者には、様々なリターンがあります。例えば、1万円の支援で国産非加熱生はちみつ「神沼の琥珀」を受け取れます。また、10,000円から500,000円の支援には、キッチンカーやタペストリーへのロゴや名前の刻印も用意されています。さらに、代理店が石川県にチームを有することから、能登半島地震や奥能登豪雨の被災者支援として、被災店舗の商品の掲載も行っています。