冬に気をつけたい！ほうれい線と表情筋の深い関係とは

冬のほうれい線の悩み

冬の寒い時期、我々はさまざまな肌の変化を感じることが多いですが、特に気になるのが「ほうれい線」です。アイシークリニックが行った調査によれば、約7割の人が冬はほうれい線が目立つと感じていることが明らかになりました。ここではその背景と対策について詳しく見ていきましょう。

表情筋のこわばりの原因

寒さが肌に及ぼす影響は多岐にわたります。気温が低下することで、表情筋が硬くなりやすく、顔全体の動きが鈍くなります。このこわばりが、「ほうれい線」やシワがより深く見える原因となっているのです。寒さは筋肉を収縮させるため、無意識下で顔に表情を作ることが難しくなります。特に冬は、空気の乾燥も重なり、肌のハリや弾力が失われやすいシーズンです。実際、調査結果によると、75%の人が気温が低くなると表情筋のこわばりを自覚しています。

調査結果から見る冬の実態

調査において、「冬にほうれい線が深く見える」と感じている人は、毎年感じるという答えが42.3%、時々感じるという方が28.7%もいました。加えて、冬は「老け見えが加速する」と感じる人も72%に上ることが指摘され、ほうれい線の他にも乾燥による肌のくすみやハリの低下が影響していると考えられます。

外出時や朝の起床時に特に表情筋のこわばりを感じるという声も多く寄せられました。外の寒風にさらされることで、瞬時に体温が下がり、顔の筋肉も影響を受けます。

冬のケアとしての意識

では、冬における表情筋のケアにはどんなアプローチがあるのでしょうか。調査によると、68.7%の人が「保湿ケア」を第一に挙げ、また52.3%の人が「顔のマッサージやストレッチを行いたい」としています。さらに、美容医療への興味を持つ人も24%おり、関心の高まりが伺えます。

医師のアドバイス

アイシークリニックの髙桑康太医師は、「冬は体が縮こまりやすいため、顔の筋肉も硬直しやすい季節です。寒さや乾燥が重なりニホン肌のバリア機能が弱まってしまうため、セルフケアが重要です」とし、保湿や軽いストレッチの実践をおすすめしています。

もちろん、改善が見られない場合には美容医療も視野に入れ、ヒアルロン酸注入やボトックスといったアプローチも考えることができます。