京で翻訳コンクール
2025-01-17 14:17:27

京都での第9回JLPP翻訳コンクール授賞式と記念シンポジウム開催のお知らせ

第9回JLPP翻訳コンクールの授賞式と記念シンポジウムが京都で開催



特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、文化庁からの委託を受け、「令和6年度活字文化のグローバル発信・普及事業」の一環として、翻訳コンクールを行っています。その中で、第9回JLPP翻訳コンクールの受賞者が決定され、2025年2月22日(土)に京都で授賞式および記念シンポジウム「BUNGAKU DAYS 2025 SPRING」を初めて開催することが決まりました。

このイベントでは、著名な作家や翻訳家が一堂に会し、日本文学の翻訳について議論を交わします。特に、作家の井戸川射子氏や米国のHarperVia編集者Alexa Frank氏、そして日本文学翻訳家のEduard Klopfenstein氏やPolly Barton氏がパネリストとして登壇します。これにより、日本文学の魅力と翻訳の重要性に対する深い理解が促進されることでしょう。

受賞者一覧と新設部門


今年のコンクールでは、現代文学と新設された古典文学の2部門が設けられました。現代文学部門の英語では、最優秀賞にオーストラリアのRebecca Graham氏、優秀賞にはアメリカの池田ローラ氏とイギリスのNicolas Keen氏が選ばれました。また、ドイツ語部門では最優秀賞に庵奈・ザナ氏が受賞し、優秀賞は該当者なしという結果でした。

新たに設定された古典文学部門では、日本の阿部曜子氏が最優秀賞を受賞し、アメリカのWilliam Fleming氏と日本・バングラデシュの安和サミハ氏が優秀賞に選ばれました。

シンポジウムプログラム


授賞式は当日、13:00から開始され、続いて記念シンポジウムが行われます。具体的には、以下の3つのセッションが予定されています:

1. 翻訳と創作 – 井戸川射子氏とPolly Barton氏を迎え、詩や小説、さらには「二人称」の翻訳について議論します。
2. 海外における日本文学の翻訳事情 – Eduard Klopfenstein氏、Polly Barton氏、Alexa Frank氏が参加し、新人翻訳家育成の支援方法に焦点を当てたセッションです。
3. 古典の翻訳 – 受賞作品を中心に、古典文学の翻訳の可能性を探ります。

シンポジウム終了後は、関係者のみを対象とした交流会も予定しています。この機会に多様なバックグラウンドを持つ翻訳家たちと直接交流できる貴重な時間となります。

参加方法と詳細


「BUNGAKU DAYS 2025 SPRING」への参加は無料です。定員は120名となっており、事前の申し込みが必要です。申し込みは公式サイトから行えます。締切は2025年2月21日(金)ですので、興味のある方はお早めにお申し込みください。

本イベントは、翻訳の重要性や日本文学への理解を深める素晴らしい機会です。日本文学のファンや翻訳家を目指す方々、海外に興味を持つ方々はぜひご参加を検討してください。これからの翻訳文化を支える人材の発見にもつながることでしょう。

詳細については、公式サイトをご確認ください。


画像1

会社情報

会社名
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
住所
東京都中央区築地4-1-1東劇ビル2F
電話番号
03-3543-7531

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。