母の振袖を現代風に甦らせるママ振袖リメイク相談会開催

成人式にぴったり！ママ振袖リメイク相談会のご案内

名古屋市中区にある創業156年の呉服店「きものやまなか」では、2025年1月5日から1月26日までの期間、母親の振袖を現代のスタイルに甦らせる「ママ振袖リメイク相談会」を開催します。このイベントは、成人式を迎える女性に向け、昔の思い出を形にする絶好のチャンスを提供します。

ママ振袖リメイクの背景

これまで、日本の成人式では新品の購入または貸衣装の利用が主流でした。しかし、新品は高価で、貸衣装は大量生産品が多く、他の参加者と同じデザインになってしまうことがしばしばあるという問題がありました。そこで「きものやまなか」では、お母様が着用した振袖をリメイクするサービスを提案。これにより、思い出の衣服を現代的なスタイルで着ることが可能になります。

インフレの影響とママ振袖の需要

昨今のインフレによる物価上昇が続く中で、成人式のための振袖にかかる費用が重くのしかかっています。実際、実質賃金は伸び悩んでいるため、ふたりの子供を持つ家族ではなるべくコストを抑える傾向が強くなっています。そんな中で「ママ振袖」の利用は経済的にもメリットがあり、非常に注目されています。

祖母の振袖も新たなトレンド

最近では母親の振袖だけでなく、祖母（ババ）の振袖を使用するケースも増えています。代々受け継がれる着物は、深い思い出を共有する素晴らしい手段でもあります。

ひいおばあ様の振袖での成人式の事例はこちら

やまなかの取り組み

「ママ振袖リメイク」を行う上での課題は、20年以上前に作られた振袖には、汚れや色褪せが目立つことです。昨年の相談会では、着物に関する知識がない方が増え、染みや変色などの問題が多く見受けられました。また、近年の若い世代は身長が高くなる傾向があり、サイズ調整も必要になることが増えています。

一般の呉服店では、他店で購入した振袖のリメイクは手間がかかるため断られることが多いですが、当店では積極的にお受けしており、経験豊富な職人が色移りや汚れを取り除き、美しい状態に仕上げます。

ママ振袖リメイクのメリット

1. コストパフォーマンス: 新品の貸衣装よりもさらにお得に維持できる。
2. 独自性: 他の参加者と同じ振袖で鉢合わせになることはほとんどない。
3. 着回し: 成人式だけでなく、他の行事でも繰り返し着用できる。
4. クオリティ: 多くのお母様の振袖は高品質である。
5. 家族の絆: 親子3代で共有することができ、思い出を育むことができる。

私たちは、初代「悦太郎」から受け継いだコーディネートのノウハウを基にし、現代のセンスを取り入れたリメイクを行っています。これにより、母の振袖も新品と遜色ない美しさを持つことが可能になります。

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