建設重機シミュレーターアプリ「重機でGo」が進化を果たした
建設業界での訓練や体験を提供する人気のシミュレーターアプリ「重機でGo」が、リニューアルを経てさらにパワーアップしました。この4年間、多くのユーザーがアプリをダウンロードし、企業でのトレーニングや業界PRイベントのコンテンツとして利用されてきました。
VR版の新しい体験
更新された「重機でGo」では、VR版がリリースされ、リアルな重機操作により近い体験が楽しめるようになりました。これにより、ユーザーはより実践的な運転感覚を得ることができます。さらに、リニューアルにあたり多くのユーザーからのフィードバックをもとに、機能の大幅な改善が行われました。
主な変更点
操作性の改善
- - 判定精度の向上: ショベルカーでトラックに土を入れる際の判定がより細かくなり、掬えた土の「量」を測定できるようになりました。これにより、土をトラックに積んだ際の計測が「回数」ではなく「立米」となります。
- - 速度調整機能: レバーの倒し具合によって土を掬う速度が変化するようになり、よりリアルな操作感が実現されました。
- - 視点切り替え機能: ユーザーは操縦席の視点だけでなく、重機の全景を俯瞰することができ、自身の操作を一層把握しやすくなりました。
ステージ数の増加
これまで2つだったステージが4つに増え、多様なシーンで操作を体験できるようになりました。
- - ステージ1: 工事現場での掘削・積み込み。広大な現場で土を掘削し、トラックに積み込むことができます。
- - ステージ2: 道路工事での掘削・積み込み。街中の狭い道路を想定し、小型のショベルカーを操る体験が可能です。
- - ステージ3: 山林での運搬作業。丸太を掴むグラップルを使用し、運搬作業を体験できます。
- - ステージ4: 走行訓練。掘削や障害物の除去を行いながら走行し、ミッションをクリアする体験です。
参加イベントの情報
本日11月15日と明日16日には、池袋で開催されている建設技術展2023に出展中。VRゴーグルを装着して「重機でGo」の操縦体験ができますので、ぜひお越しください。(詳細は公式サイトをチェック!)
アプリ開発の背景
「重機でGo」は、福島県の寿建設株式会社のオペレーター不足の問題から発案されました。未経験者が重機に触れ、操作に興味を持つ機会を増やすために開発が始まったこのアプリは、単なるゲームではなく、実際の環境に即したシミュレーターとして設計されています。現場での技術者がすでに活躍する中で、技術の習得や業務効率向上にも寄与してきました。
オーダーメイドサービスの提供
「重機でGo」は既製品としての配布の他、企業のニーズに応じたオーダーメイドも可能です。実際の作業環境に合わせたシミュレーションを通じて、スキルアップや業務連携の強化を目的としています。また、建設業に関するイベントやリクルート活動にも対応しています。
新しい「重機でGo」で、あなたも重機操縦の世界に触れてみてはいかがでしょうか?