AI税務OS「CFOne」が1.7億円の資金調達を達成
株式会社CFOneは、シリコンバレーを拠点とするCoreline Venturesなどの投資家からの支援を受け、プレシリーズAラウンドで1.7億円の資金調達を実施しました。これにより、累積で2億円に達した調達額は、今後の事業拡大に向けた重要な資金源となります。
背景と課題
日本における中小企業や個人事業主の数は年々増え続けていますが、税理士の高齢化や不足により、適切な税務サポートを受けられない事業者も多くいます。特に、60歳以上の税理士が過半数を占める現状では、今後の税務サポート体制の確立が急務となっています。
また、新設法人数は毎年約2.5%増えているにもかかわらず、税務デジタル化は表面的な「入力自動化」にとどまっています。そのため、事業者は本当に求めている、事業を理解した上での能動的アドバイスを受ける機会がありませんでした。
株式会社CFOneは、50社以上への実証を通じて、税務における最大の課題は「どの方法を選んでも手間がかかること」であると認識しました。そこで、顧客の事業状況をAIが継続的に把握し、毎回の説明を不要にすることで、最適なタイミングでの提案を可能にするサービスを提供しています。
調達した資金の用途
今回調達した資金は主に以下の用途に充てられる予定です。
- - プロダクト開発の加速
- - 新規ユーザー獲得に向けたマーケティング施策
- - エンジニアおよびカスタマーサポート人材の採用強化
これにより、企業の成長を支える基盤をさらに強化していくことを目指します。詳しい採用情報は
こちらでご覧ください。
AI税務OS「CFOne」とは
CFOneは、年額10万円で提供されるSaaS形式の税務支援サービスです。領収書や通帳、カード明細の自動仕訳からチャットでの即時相談、申告手続きまで、税務に必要なすべての業務をサポートします。ユーザーに求められるのは、最終的な「承認」のみというシンプルな仕組みです。
公式サイトはこちら。
自社会計事務所での実証においては、受注率90%を達成しており、2026年6月からの本格提供に向けて期待が高まっています。
投資家からの期待
Coreline Venturesのアーサー・カネコ氏は、CFOneが日本の税理士市場の需給ミスマッチを解消するための新たなアプローチを行っていることに期待を寄せています。CFOneは、AIエージェントによる記帳と人間の税理士による判断支援を融合し、会計事務所のあり方を再定義する可能性を秘めています。
ANOBAKAからの資金調達を行った小林晃氏も、CFOneが市場の一歩先を行くビジョンを持ち、それを実現するオペレーション能力で業界改革を進めることに期待しています。
みずほ銀行の山田裕之部長は、CFOneに対して信頼を寄せ、成長の支援ができることを喜ばしいと述べています。
代表取締役・木村優太のコメント
木村代表は、「私たちはただ税務を効率化するためにAIを活用しているわけではなく、税理士としての経験から問題を痛感しており、解決策を提供することが私たちの使命です。」と語ります。「すべての人にCFOを届ける」ことを目指し、より良い税務体験を提供していく決意をしています。
新たな税務の未来を切り開くCFOneの今後に注目です。