地域ナンバー1建設会社を目指す「フォレストビルダーズ」の活動

木造建築の未来を切り拓く「フォレストビルダーズ」

近年、木造建築の普及に向けた動きが全国で活発化しています。その中で、埼玉県さいたま市に本社を置く株式会社AQ Groupが推進する「フォレストビルダーズ」が注目を集めています。「フォレストビルダーズ」は、RC造と木造の両方の建物を手掛けることのできる建設会社を地域に根ざした「ナンバー1」に育て上げることを目指しており、特に中大規模の木造建築に焦点を当てています。

二刀流経営セミナーの開催

2023年6月6日、フォレストビルダーズは建設会社を対象に「建設新時代を勝ち抜く『二刀流』経営セミナー」を開催しました。このセミナーでは、非木造建築が主流の中、木造建築の魅力と市場のポテンシャルについて訴えました。多くのゼネコンや工務店が集まり、木造建築の新しい可能性を模索しました。

参加した建設会社の中には、岡山県や長野県など遠方からの企業も見受けられ、「中規模建築にも木造を取り入れたい」との声が寄せられました。参加者の中には、音や耐震性能に関心を持つ企業も多く、木造建築への注目は高まっています。

木造建築の新技術「AQ木のみ構法」

このセミナーでは、AQ Groupが開発した「AQ木のみ構法」が紹介されました。この技術は高耐震、高耐火、高遮音性を誇り、中大規模木造建築を低コストかつ短工期で実現することを可能にします。この手法を利用した純木造4階建てマンション「AQフォレスト大宮桜木町」の見学も行われ、参加者はその実例を通じて具体的な可能性を感じ取ることができました。

また、参加企業にはライセンス契約によって技術を共有する機会が offered され、共同で木造建築の普及を目指すネットワークへの加入が奨励されました。堀野雅人部長は、木造建築の普及は国の後押しとも相まって新たな成長の機会であると強調し、今後も協力体制を深めていく意向を示しました。

地球規模のプロジェクト推進

AQ Groupは「AQフォレスト」シリーズの展開を進めており、純木造のマンションが次々と完成しています。2025年には日本国内に木造マンションが100棟を超える見込みであり、カーボンニュートラルの実現に向けた期待も高まっています。

「AQフォレスト大宮桜木町」に続くプロジェクトも予定されており、地域に根ざした建設会社とともに木造建築の真の普及を実現していくための取り組みが続いていくことでしょう。