賢い食選びの講座
2014-07-30 16:43:05
市民公開講座で学ぶ賢い食選びの知識と新制度
市民公開講座の開催
2014年7月26日、札幌のロイトンでAHCC研究会が主催する市民公開講座「これからの健康のために!賢い『食』の選び方」が開催され、138名の市民が参加しました。この講座は、近年の健康志向の高まりを受けて、食に関する正しい知識と新しい食品表示制度についての理解を深めることを目的としています。
開催の背景
座長には東京大学名誉教授の大橋靖雄氏が就任し、医療分野からの多角的な視点で講演が進行されました。特に、講座では現代の食環境や健康問題に焦点を当て、どのように賢い食の選び方が求められるのかについて話がありました。
講演内容
サプリメントの現実
帝京大学の大野智氏は、「サプリメントのウソ・ホント」に関する講演を行いました。彼は、機能性が証明されたサプリメントや研究プロセスの重要性について説明し、参加者に自身で調べ、選ぶことの大切さを強調しました。特に、サプリメントのエビデンスを知ることで、無駄なものを選ぶリスクを軽減できると語りました。
北海道の食品機能性
次に、北海道経済部の菅野則彦氏が、道内の健康食品に関する政策や「ヘルシーDo」マークについて説明しました。北海道の農水産物を利用した加工品の開発状況や、その認定基準についても詳しく解説され、参加者から多くの質問が寄せられました。安全でバランスの取れた食生活が健康の維持には不可欠であることも再確認されました。
スポーツ視点からの食育
元Jリーガーの曽田雄志氏は、自身のアスリート経験を踏まえ、食事とパフォーマンスの関連性について語りました。アスリートがサプリメントを摂取する際の認識不足や、情報の受け取り方の偏りを指摘し、正しい選択を促すことの重要性を力説しました。
講演の後半ではパネルディスカッションが行われ、参加者からの質問が活発に交わされました。「ヘルシーDo」認定の詳細や、サプリメントの効果的な活用法についての意見が飛び交い、参加者の関心の高さが伺えました。
閉会の挨拶
最後に大橋教授は、国際的な食問題の重要性を再認識させるスピーチを行い、食育の重要性と消費者が自ら賢く選ぶことの必要性について訴えました。この講座を通して、参加者が今後の食生活の向上に寄与することを期待しています。
併催イベント
同日には、第22回統合医療機能性食品国際会議が開催され、世界各国から349名が参加しました。基調講演や多くの一般発表が行われ、科学的な知見が共有されました。このようなイベントは、食品と健康に対する理解を深める良い機会となりました。
会社情報
- 会社名
-
株式会社アミノアップ化学
- 住所
- 北海道札幌市清田区 真栄363番地32
- 電話番号
-
011-889-2277