フォレストデジタルが2つの名誉あるリストに選出
最近、フォレストデジタル株式会社が、日本経済新聞社による「未来の市場をつくる100社」及び東洋経済新報社の「すごいベンチャー100」に同時に選ばれました。この選出は、イマーシブ体験を提供する新しい技術を開発・展開している同社の取り組みに対する評価と見られています。特に注目を集めているのは、彼らの開発したイマーシブ空間プラットフォーム「uralaa(ウララ)」です。この技術によって、空間そのものがメディアとなり、新たな体験価値を提供することが可能になります。
イマーシブ体験の革新
フォレストデジタルは、2025年にイマーシブライブ中継を実施しました。これは、スポーツやエンターテイメントの分野で創造された新しい視聴体験を提供するものです。特に、10月5日には、スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」との協力により、茨城県のメルカリスタジアムで行われた試合を、約500km離れた大阪の関西万博会場でのパブリックビューイングとして中継しました。このイベントでは、参加者から「スタジアムにいるみたい」といった感想を多く受け取りました。
さらに、8月13日には第73回勝毎花火大会の様子を東京の白金ショールームに生中継し、「東京で十勝の花火を見るなんて思わなかった」との声も上がりました。このように、フォレストデジタルは新たな視聴体験を生み出し、人々の感動をリアルに届けています。
大阪・関西万博での取り組み
同社は、観光やウェルビーイング分野にも積極的に展開しています。大阪・関西万博では、半年間の常設展示を行い、「uralaa」を用いたデジタル森林浴を提供しました。また、日本科学未来館での体験型展示も成功裏に行われ、来場者に新しい体験を提供しました。
新しいショールームのオープン
2023年6月には、東京都港区白金において、「uralaa」の没入体験ができる新しいショールームがオープンしました。このショールームでは、四畳半のスペースや未来の公園を体験できる設計が施されています。
CEOの辻木勇二氏のメッセージ
この度の選出について、CEOの辻木勇二氏は「これまでにない『包まれる体験』を提供しています。ライブ中継や万博など、新たなイマーシブ技術に挑戦し、多くの方に楽しんでいただけることが私たちの誇りです」と語っています。今後も、日常生活の中で「非日常」を味わえる体験を広げていく考えです。
uralaaについて
「uralaa(ウララ)」は、クラウドベースの空間VR技術を用いて、ゴーグル不要で没入体験を提供するシステムです。手のひらサイズのSTBを通じて、美しい自然やAIが創り出す仮想都市など、多彩なコンテンツを配信しています。医療、福祉、教育など多岐にわたる分野で導入が進んでおり、2025年には新たにイマーシブ映像のライブ配信サービスも開始予定です。
フォレストデジタルは、地域イベントやスポーツなどのライブコンテンツを新しい形で提供し、ユーザーに特別な体験を届けようとしています。
フォレストデジタルの概要
- - 所在地:北海道十勝郡浦幌町常室51-1、東京都港区白金1-25-25
- - 設立:2019年11月
- - 事業内容:イマーシブ空間《uralaa》の開発・提供
- - URL:フォレストデジタル株式会社