ハンモック、AIアシスタント機能を搭載した営業支援ツールの新機能を発表

ハンモックが新しい営業支援機能を発表

株式会社ハンモック（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：若山大典）は、営業支援ツール『ホットプロファイル』に“AIアシスタント”機能を2025年6月下旬から提供開始すると発表しました。この新機能は、営業担当者の提案力と商談力を向上させることを目的としています。

背景と新機能の意義

今、日本の営業現場では少子高齢化による人手不足や働き方改革の影響で、限られた人員で高い成果を上げることが求められています。在宅勤務やリモート営業が普及した今、効率的な働き方が不可欠となっています。しかし、多くの企業がSFA（営業支援システム）やCRM（顧客管理システム）を導入しているにもかかわらず、蓄積した営業ナレッジを十分に活用できていない現実があります。結果として、商談における準備や提案資料作成に多くの時間を費やす一方で、営業スタイルが「属人的な経験と勘」に頼り切ってしまうという問題が生じています。

このような業界の課題を解決するために、ハンモックはAIを活用したアシスタント機能を『ホットプロファイル』に搭載しました。これにより、商談準備や提案構築における重要な局面をAIが支援し、営業担当者が経験や感覚に依存せずとも、高品質な提案と成果を実現する営業体制の構築を目指します。

AIアシスタントがもたらす3つの効果

1. 商談準備の効率化

新しく搭載されるAIアシスタントは、企業の最新ニュースや業界情報、3C分析（顧客、競合、自社）を瞬時に提示します。商談相手の立ち位置や提案商材に応じて、想定される質問や課題の仮説も提示されるため、商談の精度が大幅に向上します。過去の商談履歴もAIにより要約されるため、引き継ぎ時もスムーズに対応することが可能です。営業担当者は商談準備の時間を削減し、深い理解に基づいた商談を展開することができます。

2. 提案の質を向上

AIはコレクションされた商談履歴や企業動向を元に、クライアントごとの最適なアプローチや提案の骨子を提示します。これにより、属人的な提案業務を標準化し、どんな営業担当者でも説得力ある提案ができるようにします。特に経験が浅い担当者でも、過去の組織全体のノウハウを活用できるため、容易に成功を収められるようになります。

3. 提案準備のスピードと再現性を向上

AIアシスタントは同業他社における提案資料や商談履歴の類似事例を提示し、顧客属性に適応した書類を即座に確認できるようにします。これにより、提案資料作成の時間と負担を削減し、業務効率と再現性を向上させます。結果として、誰もが短時間で高品質な提案を行えるようになり、営業活動全体の効率化が図られます。

今後の展開とビジョン

ハンモックは今後、営業現場に蓄積されたデータを最大限に活用するため、AIアシスタント機能をさらに拡充する予定です。営業からマーケティングの領域にもAI技術を広げることで、企業全体の収益最大化に貢献していく考えです。『ホットプロファイル』は営業を強化し売上をアップするためのツールとして、今後ますます進化を続けていきます。