大阪・関西万博の展示、弁天町駅に登場!
2025年の大阪・関西万博に向けた展示の一環として、JR弁天町駅に位置するスパイスキューブ株式会社は、未来の農業を感じられる「Farmarium」という植物工場を設置しました。このプロジェクトは、Carbon Xtract株式会社や西日本旅客鉄道株式会社と共同で進められています。
Farmariumとは?
「Farmarium」は、空気中のCO₂を捕まえ、野菜を育てる仕組みを備えた小型の植物工場です。Carbon Xtract社が開発したm-DAC®技術を用いて、空気から選択的にCO₂を回収し、そのCO₂を元に光合成を行うことによって、野菜が成長します。
この新しい栽培方式は、環境に優しいだけでなく、都心部でも手軽に農業を楽しめる仕組みを提供します。まるで水族館のように美しい野菜の成長を、日常の通勤や通学の中で楽しむことができるのです。
JR弁天町駅での設置理由
1. 大阪・関西万博会場への交通拠点
JR弁天町駅は、大阪・関西万博の会場、夢洲へ向かう重要な乗換駅です。この駅に「Farmarium」を設置することで、多くの人々に「未来の農業」に触れる機会を提供します。
2. リアルな実証展示
本プロジェクトは、展覧会としてだけではなく、駅を利用する人々に向けた実際の農業の姿を示すことを目的としています。実際の野菜が生き生きと育つ姿を見ることで、農業の新たな可能性を実感してもらうことができます。
3. 都市型農業の新モデル
都市部における持続可能な農業の可能性を提案します。駅という都市の中心に農業の装置を設置することで、都市型農業の新たなモデルを提示します。この装置が日常的に利用されることで、農業の持続可能性がより高まります。
未来の農業へ向けて
「Farmarium」の設置は、大阪・関西万博の展示にとどまるものではありません。万博終了後も、駅やオフィス、商業施設などにこの技術を広めていき、持続可能な食料生産を実現することを目指します。スパイスキューブの代表取締役、須貝翼氏は「未来の技術を特別な場所だけでなく、日常の中で感じてもらうことで新しい形の農業が当たり前になることを願っています」と語っています。
まとめ
弁天町駅での「Farmarium」の展示は、未来の農業を実感できる素晴らしい機会です。是非、通勤や通学の合間に立ち寄り、この植物工場で育つ野菜たちを体験してみてください。持続可能な都市型農業の可能性が、あなたの目の前に広がっています。