事業用物件とテナントを結ぶ新たな架け橋「テナンタ」
不動産業界の透明性向上を目指す「テナンタ」は、テナントと不動産事業者を効率的にマッチングするプラットフォームとして、2019年に設立されました。最近、Coral Capitalなどから総額6,000万円の資金を調達。今後の機能開発や顧客基盤の拡大に投資を行います。
サービスの特徴
「テナンタ」は店舗物件を探しているテナントと、物件を提供している不動産事業者のためのBtoBプラットフォームです。テナントは自分の希望条件を事前に登録し、不動産業者はその情報をもとにテナントに最適な物件を提案できます。この仕組みにより、物件情報を公開せずに直接のアプローチが可能となり、双方の負担を軽減しています。
資金調達の意味と目標
「テナンタ」はベータ版のリリースからわずか数ヶ月で飛躍的な成長を遂げ、現在では5000件を超えるブランドが掲載されています。今回の資金調達は、さらなる人材採用や自動リストアップ機能の開発を進め、テナントと不動産事業者のマッチングをより確実にするための手段となります。この新機能により、多くの人々が理想的な物件と出会う創出が期待されています。
テナンタ誕生の背景
店舗を運営する上で、「物件獲得」は大変大きな課題です。特に、中小企業のテナントは自社のニーズを広く不動産業者に伝える手段が乏しく、優良物件の獲得が困難でした。逆に、不動産事業者側も新たなテナントを探し出す手段が限られていたため、両者のニーズをマッチングすることが求められていました。
「テナンタ」では、これらのギャップを埋めることを重視しています。利用者からは「リーシング業務が効率化された」といった声も寄せられ、新卒の社員でもその業務に関わることができる点が高く評価されています。これにより、業界全体の透明性が向上し、最適な物件との出会いが生まれることを目指しています。
代表の思いと今後の展望
「テナンタ」を運営する小原憲太郎氏は、自身がシェアハウス事業を運営していた際に感じた物件仕入れの難しさからこのプラットフォームを思いついたといいます。業界の非効率な慣習を打破し、透明性のある新たな市場を創出していくことが彼の強い使命であり、これからの成長に向け、エンジニアや関連人材の採用も進めていく計画です。
まとめ
「テナンタ」の登場は、業界に新風を巻き起こす可能性を秘めています。物件探しにおけるミスマッチや機会損失を無くし、すべての利用者が平等にテナントや物件に出会える環境を整えることが、今後の目標です。また、業界が抱えるペインを解消するために、さらなる開発が期待されており、未来の不動産市場がどう変わっていくのか楽しみです。
参考情報
採用情報
テナンタでは現在、エンジニアの採用を行っています。業界の変革に挑戦したい方はぜひご応募ください。詳細は
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