ポーラ美術館の特別展「カラーズ」と「ゴッホ・インパクト」
神奈川県の箱根町に位置するポーラ美術館は、2025年に特別展「カラーズ ― 色の秘密にせまる印象派から現代アートへ」と「ゴッホ・インパクト(仮)」を開催します。これらの展覧会は、近代から現代にかけての美術における色彩の歴史や、フィンセント・ファン・ゴッホが残した影響を探求するものです。
「カラーズ ― 色の秘密にせまる印象派から現代アートへ」
会期: 2024年12月14日(土)~2025年5月18日(日)
本展では、現代社会における色彩の役割に焦点を当て、ファッションやインテリアから環境や健康、美容まで、さまざまな分野での色彩の重要性を引き出します。私たちの身近な存在となったスマートフォンが10億色以上の再現力を持つ一方で、私たちは日々膨大な色彩の世界に生きています。この展覧会では、19世紀の印象派や新印象派から20世紀のフォーヴィスム、現代アートに至るまで、色彩が持つ意味や表現方法を、絵画や彫刻、インスタレーションの作品を通じて考察します。特に、ロベール・ドローネーやベルナール・フリズなどのアーティストの作品が出展予定です。
「ゴッホ・インパクト(仮)」
会期: 2025年5月31日(土)~11月30日(日)(予定)
ポーラ美術館にとって初めてのフィンセント・ファン・ゴッホに関する展覧会となる本展では、南フランスのアルルで生まれた《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》や、晩年に制作された《アザミの花》など、館所蔵のゴッホ作品が展示されます。彼のユニークな筆遣いやあざやかな色彩の背後にあるアート、生涯のドラマがどのように彼の名声を築いたのかを探ります。さらに、現代におけるゴッホの作品が持つ新たな価値や影響についても考察を深めます。
ポーラ美術館とは
ポーラ美術館は2002年に開館し、「箱根の自然と美術の共生」をテーマにしています。印象派を中心とする西洋絵画のコレクションに加え、現代美術の作家の作品も積極的に収集し、展示しています。美術館は森の遊歩道が整備されており、訪れる人々は四季折々の美しい自然を楽しむことができます。
お問い合わせ情報
- - 所在地: 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
- - 電話番号: 0460-84-2111
- - 公式ウェブサイト: ポーラ美術館
展覧会の概要
- - 「カラーズ」展の主な出品作家: 杉本博司、クロード・モネ、アンリ・マティスなど
- - 「ゴッホ・インパクト」展の主な出品作家: フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・セザンヌ、草間彌生など
これらの展覧会は、盛りだくさんの内容で来館者を迎え入れることでしょう。特に色の多様性とゴッホの情熱的な作品に触れる機会をお見逃しなく!