新しい船員訓練施設の開設について
株式会社商船三井(以下、同社)は2026年1月19日、フィリピンのカビテ州にある商船大学内に、新たな船員訓練施設「MOL Training Center (Phils.) Inc.」の起工式を行いました。この施設は、船員育成を目指す重要な拠点となります。
新施設の特徴とは?
新設される訓練施設には、最新の操船、機関、荷役シミュレーターが導入され、幅広い訓練プログラムが提供されます。その内容には、操船技術や機関管理、さらには緊急時の対応に関する内容まで含まれ、実技訓練を通じて高い専門性を身につけることが可能です。また、研修生が優れた訓練を受けられるよう、快適な寮や食事施設といった生活環境の整備も進められます。
フィリピン人船員の重要性
現在、商船三井の運航船の中核を担っているのは、フィリピン人船員たちです。その重要性がますます高まる中で、新施設の設立は世界最高水準の安全運航を支える人材の基盤強化に貢献します。さらには、フィリピンを中心に、東南アジア地域全体の船員育成にも取り組み、訓練拠点としての機能をさらに向上させていく考えです。
教育の相乗効果
この新しい施設は、商船大学MOL Magsaysay Maritime Academy(MMMA)の敷地内に設置され、訓練生や社員間のエンゲージメント向上を目指します。船員とMMMAの学生との間での交流は、教育上の相乗効果を生み出し、学生たちに船員職業への理解を深める機会を提供します。
施設の具体的情報
新しい訓練施設は、フィリピンのカビテ州ダスマリニャス市に位置し、地上3階建ての鉄筋コンクリート構造で延床面積は約5,500平方メートルに達します。運営開始は2027年4月を予定しており、現地から30キロ圏内に首都マニラがあります。
サステナビリティへの取り組み
商船三井は、地域社会の発展だけでなく、サステナブルな社会に貢献するために、船員の育成にも力を注いでいます。国籍を問わず、質の高い海技訓練を提供し、世界最高水準の安全運航を支える優秀な船員の育成に努めていきます。
この新しい施設の営業開始を通じて、商船三井はその社会的責任を果たし、今後も地域社会と共に成長していくことでしょう。