食品廃棄物と天然ゴムの融合、革新的な新素材「Rebbur」とは?
2023年3月3日(月)、東京都足立区に本社を置く株式会社江北ゴム製作所が、食品業界で廃棄される未活用材と天然ゴムを組み合わせた新しい素材「Rebbur(リバー)」の商品発売を開始しました。この新素材は、環境への配慮と革新を兼ね備えた製品です。
「Rebbur」とは
「Rebbur」という名称は、「Rubber(ゴム)」を逆にしたもので、革新的なアイデアや再生のメッセージが込められています。天然ゴムに加え、食品業界から出る未活用材、具体的には「海苔の端材」「お茶の端材」「卵の殻」を混ぜることで、全く新しいゴム素材を開発しました。これにより、品質だけでなく、環境への配慮も実現されています。
新商品のラインナップ
新素材「Rebbur」を利用した商品は、以下の3種類が登場しました。
1.
Rebbur PLANTER(リバー・プランター)
- サイズ:直径86mm × 高さ82mm
- 重さ:195g
- カラー:ノリブラック、ティーグリーン、エッグホワイト
- 価格:4,800円+税(税込5,280円)
2.
Rebbur STAND(リバー・スタンド)
- サイズ:幅130mm × 奥行き42mm × 高さ32mm
- 重さ:135g
- カラー:ノリブラック、ティーグリーン、エッグホワイト
- 価格:2,800円+税(税込3,080円)
3.
Rebbur COASTER(リバー・コースター)
- サイズ:直径90mm × 高さ6mm
- 重さ:40g
- カラー:ノリブラック、ティーグリーン、エッグホワイト
- 価格:1,300円+税(税込1,430円)
環境意識と受賞歴
新素材「Rebbur」は、2025年2月に開催された「東京インターナショナル・ギフトショー:LIFE×DESIGN」で【ベストサスティナビリティ賞】を受賞しました。これは、環境に配慮した製品開発の成果を示す重要な評価です。
企業の背景と今後の展望
江北ゴム製作所は、創業から60年以上にわたり、特に工業用ゴム製品の開発を手掛けてきました。常に高い技術力と品質が求められる中、新素材の開発にも取り組んでいます。今後も、より多くの環境に優しい製品を世に送り出すことを目指しています。
協力している企業
この新素材の開発には、いくつかの企業から協力を得ています。
- - 海苔の端材:株式会社サン海苔(佐賀県佐賀市)
- - お茶の端材:農事組合法人高瀬茶業組合(香川県三豊市)
- - 卵の殻:三州食品株式会社(愛知県小牧市)
とても柔軟性があり、滑りにくく、落としても割れない特性があります。これにより、日常生活に安心して使える製品として提案されています。
新しい素材「Rebbur」の登場は、これからのサスティナブルな製品開発へさらなる期待を寄せています。