ダッソー・システムズ、AI協定に署名し欧州の倫理的イノベーションを強化

ダッソー・システムズ、AI協定に署名



ダッソー・システムズは、2024年9月25日に開催されたプレスカンファレンスにおいて、AI協定への署名を発表しました。この協定は、欧州委員会が設立したもので、人工知能(AI)の産業界における倫理的活用を促進するための重要な一歩となります。

AI協定の目的は、参加企業および組織におけるAI活用のベストプラクティスを確立し、AIによるリスクを最小限に抑えながら、持続可能な価値の創出を支援することです。具体的には、AI規制法の施行に伴い、企業が遵守すべきAI活用の方針やルールを明確にし、効率的かつ透明性高くAIを活用できる環境を整備することを目指しています。

このAI協定の署名により、ダッソー・システムズは、欧州のAIに関する法律を遵守し、倫理的なAI活用のための取り組みを強化していくことを宣言しました。協定は2024年8月1日に施行されたAI規制法の遵守支援を目的としており、高リスクに分類されるAIシステムについては特に注目が集まります。

ダッソー・システムズの最高経営責任者パスカル・ダロズは、「当社は創業以来、約40年間の経験を通じて、AI、モデリング、シミュレーションを組み合わせたバーチャルツイン・エクスペリエンスを提供してきました。これにより、実世界の環境をバーチャルな形で再現し、持続可能なイノベーションの実現に寄与しています。」と語ります。

また、ダロズ氏は「AI協定により、私たちはAIリテラシーを推進し、人間と自然が調和する経済に向けてのイノベーションを拡大することを誓います。この協定は、欧州の市民、患者、消費者がAIのもたらす恩恵を享受できるよう努めるための重要な一環です」と続けました。

AI協定に署名した企業は、AI規則に基づくガバナンスの戦略を策定し、自社のAIシステムを評価し、従業員に対してAIに関する教育を実施していく必要があります。これは、AIを利用した産業の発展が持続可能で倫理的であることを保証するための取り組みです。

ダッソー・システムズは、3DEXPERIENCEプラットフォームを通じてユーザーが現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを創出し、改善する手助けを行っています。30万を超える顧客がこのプラットフォームを活用し、製品やサービスの創出、製造、ライフサイクルマネジメントを通じて持続可能な未来を追求しています。

このように、ダッソー・システムズは、未来の産業に向けて、人間中心の経済活動を支えるための大きな役割を果たすことを目指しています。

会社情報

会社名
ダッソー・システムズ株式会社
住所
東京都品川区大崎2丁目1番1ThinkParkTower
電話番号
03-4321-3500

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。