山口県萩市で解体テックのクラッソーネが空き家除却促進協定を締結

山口県萩市での新たな協力関係

解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネが山口県萩市と連携協定を結びました。この協定は、増加する空き家問題への対応を目的としており、地域の安全で安心な暮らしを確保するための重要な一歩となっています。

空き家問題の現状

最近の調査によると、全国での空き家の数は900万戸、空き家率は13.8％と過去最高を記録しています。特に山口県では空き家数が140,700戸で、空き家率は19.4％に達しており、全国平均を上回る高水準です。萩市に目を向けると、令和3年度の空き家実態調査では2900戸の空き家が確認されており、老朽化した物件が周辺地域に与える影響が懸念されています。

連携協定の背景

今回の連携協定は、所有者、事業者、行政が協力してそれぞれの空き家の問題に対処し、適切な解決策を見つけることが必要とされる背景のもとに行われました。特に重要なのは、長期間放置された空き家が地域の景観を損ない、周囲の住民の安全を脅かす要因となっている点です。「歴史と文化のまち・萩」として、貴重な資産を守るために、行動が求められています。

クラッソーネの役割

株式会社クラッソーネは、解体工事領域で全国2300社以上の専門工事会社と施主をマッチングするサービス「クラッソーネ」を運営。これまでに累計16万件以上の実績を持ち、空き家対策として国土交通省のモデル事業に選ばれるなど、自治体と連携し活動を行っています。

今回の協定に基づき、萩市での管理不全な空き家の除却を進めるだけでなく、IT技術やデータを活用して行政の業務効率も向上させることを目指します。