折り紙新プロジェクト
2020-08-07 06:50:01

ニューヨークで生まれ変わる『タローズオリガミスタジオ』の挑戦

移動式折り紙スタジオの誕生



ブルックリンに位置する「タローズオリガミスタジオ」は、国際的折り紙作家の矢口太郎が率いるアメリカ唯一の折り紙専門スタジオです。このスタジオは、コロナ禍の影響を受けながらも、地域コミュニティにおける新たな形の折り紙サービスを模索しています。そこで、商業バンの改造による『移動式折り紙スタジオ』を導入し、地域での活動を活発化させるプロジェクトが進行中です。

プロジェクトの背景



アメリカでは、新型コロナウイルスの影響で、対面型のサービスが制限される状況が続いています。タローズオリガミスタジオでも、オンラインでの折り紙販売やオンラインクラスは好調に推移しているものの、実際に店舗に訪れての折り紙体験イベントは、集客に苦慮しています。このような状況から、スタジオはブルックリンの店舗を8月末で閉店するという決断を下しました。

それに伴い、移動式スタジオとしてバンを改造し、地域の学校やコミュニティセンターに出向く新たなサービス形態を導入することにしたのです。

社会的な意義



現在、アメリカにおいてはソーシャルジャスティスの動きや社会的格差の問題が噴出しています。特に、マイノリティコミュニティは厳しい状況に直面しており、地域の文脈において折り紙を通じて心を癒す活動は意義深いものといえるでしょう。タローズオリガミスタジオは、そういった地域に積極的に出向き、子どもたちとの対話や創造的な活動を通じて、希望や癒しを提供したいと願っています。

クラウドファンディングによる活動支援



こうした移動式スタジオの導入を実現するため、矢口氏はクラウドファンディングキャンペーンを8月1日から立ち上げました。このキャンペーンは、日本とアメリカの両方で行われ、幅広い支援を募ることを目指しています。リターンとしては、アメリカでしか手に入らない特製折り紙や、英語でのビデオレッスン、さらには矢口氏の新刊本が用意されています。

10年の歩みと新たな未来



タローズオリガミスタジオは、この10年間、地元の子どもたちや大人に折り紙を通じて楽しさと創造性を提供してきました。これまでの活動を振り返ると、数多くの映画やテレビコマーシャル、舞台のデザインでもスタジオの折り紙が利用されています。このように、地域に根付いた活動を続けてきたスタジオが、移動式スタジオに挑戦することは、変化を恐れず前進し続ける姿勢を示しています。

折り紙を通じてニューヨークの地域を活性化し、新たな時代のニーズに応えていくタローズオリガミスタジオの今後の展開に目が離せません。日本の支持者とも連携し、折り紙の文化を広めていくこのプロジェクトに、ぜひ注目してほしいと思います。

会社情報

会社名
株式会社ジャパン・テクノロジー・グループ
住所
東京都千代田区二番町5番地6あいおいニッセイ同和損保二番町ビル8F
電話番号
03-6825-1418

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