京都府とNTT西日本共催のピッチイベントで新たな企業が優勝を果たす

京都府とNTT西日本共催のピッチイベント

京都府（知事：西脇隆俊）とNTT西日本（社長：北村亮太）は、2025年7月2日（水）に京都市左京区の無鄰菴で開催された「Sports＆Wellness Pitch」の優勝企業を発表しました。その栄冠に輝いたのは株式会社セカンドハートです。

株式会社セカンドハートのビジョン

セカンドハートは、糖尿病による足切断をゼロにすることを目指し、足病診療支援プラットフォーム「Steplife」を提供している医療×テクノロジー企業です。医療機関との連携を通じて、足病の予防、早期発見、介入をしっかりと支援します。代表の石田氏は、「このたびは優勝をいただき大変光栄です。京都の実証を通じて、誰もが歩き続けられる社会を実現し、地域のウェルビーイング向上に全力で挑戦します。」とコメントしており、今後の活動への期待が寄せられています。

実証事業について

優勝企業であるセカンドハートは、サンガスタジアムを中心に、足からウェルビーイングを支える『ASHI-TERRACE』の実証事業を、京都府南丹地域で行う予定です。この実証事業には京都府から補助金300万円が交付され、その後の成果を社会へと実装していくことを目指します。具体的なスケジュールは以下の通りです。

- 2025年7月下旬～2026年3月下旬: 実証事業
- 2026年3月中旬: 事業成果報告

スポーツとウェルネスの融合

京都府では、サンガスタジアムやトレーニングセンターなどと協力し、地域の豊かな自然を活かしたスポーツ健康エリアとして基盤を築いています。このピッチイベントは、地域の課題解決を目指し、27社からの応募がありました。その中から厳選された5社が自らの強みをいかしたプレゼンテーションを行い、セカンドハートがその頂点に立ちました。

NTT西日本は、オープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE」を通じて、社会課題の解決や未来社会の創造に取り組んでいます。今回のイベントを通じて、ウェルビーイングを実感できる社会の実現を目指し、全国の起業家や投資家との共創を図ります。

IVS2025との連携

本ピッチイベントは、国際スタートアップカンファレンス「IVS2025」の公認サイドイベントとして実施されました。IVS2025は国内外の起業家や投資家が集まる大規模なイベントで、京都市での開催は今年で3年目となります。2025年の開催日時は7月2日（水）から4日（金）で、場所は「みやこめっせ」を含む京都市内の各所です。