リテールAIアワード2025 受賞企業発表
一般社団法人リテールAI協会が、AIとデータ活用による小売・流通業界の顕著な成果を上げた企業や団体を表彰する「リテールAIアワード2025」の受賞者を決定しました。このアワードは、実践的なデータ利用や現場での価値創出を評価し、業界全体に波及効果が期待できる取り組みを顕彰するものです。
受賞結果
【大賞】小売部門:株式会社西鉄ストア
この企業は、協会主催の実証プロジェクトを通じて、店舗での試行錯誤を重ね、そのデータに基づく改善策によって具体的な成果を上げました。特に生成AIを利用した新しいPOPの使い方や、海外からの旅行者によるインバウンド購買の可視化に成功しました。このように、データ分析だけでなく、実際の売場の改善や業務の改革に結びつく姿勢が評価され、この度大賞に輝きました。
【大賞】特別表彰:福岡大学
福岡大学は、小売業のPOSデータを分析する中で、学生の新鮮かつ柔軟な視点を活かし、新たな気づきをもたらしました。企業の課題に向き合いながら、実践的なビジネス学習の機会を提供し、国際的なプレゼンテーションにも参加したことから、産学連携の素晴らしい事例として高く評価されました。
メーカー部門:株式会社明治
難解な商品情報の高度化に対して、データ分析と仮説の構築を通じて積極的に取り組み、解決策を提案しました。自由な発想のもと、AIを活用した商品属性の付与への挑戦が、メーカーの視点から新しい道を開く結果となりました。その姿勢が評価され、受賞に至りました。
ベンダー部門:株式会社NTTドコモ
この企業は、協会の実証プロジェクトを通じて、小売業の現場改革を支援しました。棚割りの最適化により売上の向上と業務効率の改善を実現。また、生成AIによるデジタルサイネージ広告では、製作時間の大幅な短縮と同時に売上拡大を図りました。データ科学とAIを融合させた技術力が高く評価されました。
リテールAIアワードの意義
リテールAIアワードは、毎年開催されるこの表彰制度を通じて、AIとデータの活用が小売・流通業界を如何に変革しているのかを示すことを目的としています。リテールAI協会周辺で得られた實践的な成果を評価し、それによって業界全体の知見を共有し、さらなる発展を促進することを目指しています。
詳細情報は公式ウェブサイトをご覧ください。
公式サイト:
リテールAIアワード公式サイト
協会概要
- - 名称:一般社団法人リテールAI協会
- - 設立:2017年5月(リテールAI協会に改称されたのは2025年)
- - 代表理事:林 拓人
- - 協会ホームページ: リテールAI協会公式サイト
お問い合わせ先
一般社団法人リテールAI協会事務局
メール:
[email protected]
今回の受賞企業の取り組みは、小売業に革新をもたらす一助となることが期待されます。今後もAIとデータの活用が進むことで、業界のさらなる発展が期待されます。