音楽界の巨星、川添象郎を偲ぶ特別番組
2024年10月15日、午後7時から放送される特別番組『象のRadio~キャンティの時代 Re:Born』は、日本音楽界の重要な人物である川添象郎氏を追悼する内容となっています。川添氏は、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)やユーミン、ガロ、カシオペア、青山テルマなど数多くのアーティストを手がけた著名な音楽プロデューサーで、今年9月8日に83歳で亡くなりました。この番組では、彼の多彩な音楽人生と影響力を振り返ります。
番組内容の詳細
『象のRadio~キャンティの時代 Re:Born』は、2023年1月3日に放送された特別番組『象のRadio~キャンティの時代』を再編集したものです。この番組は「2023年日本民間放送連盟賞」のラジオエンターテインメント部門で優秀賞を受賞しており、文化放送が制作しました。川添氏の温かい語り口調で、日本の音楽史における貴重なエピソードが語られます。
川添氏は、東京・飯倉片町の伝説的なレストラン「キャンティ」の創業者としても知られています。彼がアメリカに渡り、ショーのステージ監督やフラメンコギタリストとして活動した後、ヨーロッパからミュージカル「ヘアー」を日本に持ち帰った様子も紹介されます。さらに、アルファレコードを通じて多くのアーティストを世に送り出し、ポップスの新しい方向性を切り開いていった功績についても触れられるでしょう。
様々な人々との関わり
川添氏が体験した数多くの人間ドラマも、番組の魅力の一環です。歌手のイブ・モンタンやフランク・シナトラ、女優のシャーリー・マクレーンといった著名人との出会い、さらには作家の三島由紀夫や大江健三郎、柴田錬三郎と交わったエピソードは、彼の人生を豊かに彩りました。また、パリで出会った画家サルバドール・ダリとの交流も、川添氏の人生における重要な出来事として語られます。
リスナーは、川添氏の熱い語りを通じて、ユーミンやYMOといった新たな才能の発見の過程を追体験することができます。現代のネット時代とは異なる、彼の充実した人間関係と出会いが織りなすストーリーは、まるでファンタジーのようです。
追悼の言葉
番組では、川添氏を偲び日本の音楽界のレジェンド、細野晴臣氏が追悼の言葉を寄せます。細野氏はYMOのツアー中の思い出や、川添氏との関わりについて語り、彼の存在の大きさを改めて実感させる内容となっています。
今回の放送では、川添氏の肉声や音楽への情熱、それに彼が生み出した数々の名曲も楽しむことができます。リスナーは、彼らの語りを聞きながら、まるでジェットコースターに乗っているかのように疾走する1時間を体験することができるでしょう。
番組概要
- - 番組名: 『象のRadio~キャンティの時代 Re:Born』
- - 放送日時: 2024年10月15日(火)午後7時00分~8時00分
- - 出演者: 川添象郎(音楽プロデューサー)、細野晴臣(ミュージシャン)、鈴木純子(文化放送アナウンサー)ほか
この特別番組を通じて、川添象郎氏の音楽と人となりを感じ、彼の存在を偲ぶ時間を共有しましょう。