横浜市が誇る「たまくすの木」バリアフリーデッキプロジェクト
横浜市中区に位置する横浜開港資料館が、2024年5月21日から7月19日までの期間で実施したクラウドファンディングが大成功を収めました。このプロジェクトの目的は、横浜で育まれた歴史的な「たまくすの木」周辺にバリアフリーデッキを整備し、訪れる人々がくつろいで歴史を感じられる場所を作り出すことです。
クラウドファンディングの成果
今回のクラウドファンディングには227名のお支援者が集まり、最終的には669万円の支援を集めました。これは当初の目標額500万円を133%も上回る素晴らしい結果です。この支援には、横浜市の企業である株式会社ありあけの「たまくす基金」からの30万円の支援も含まれています。支援者の中には、横浜市だけでなく他地域からの参加も多く、地域の歴史を大切に思う多くの人々がこのプロジェクトを応援してくれました。
支援者の動向
支援者の居住地は神奈川県内が86%を占めていましたが、特に横浜市からの支援者が163名と多く、当館が所在する中区からも37名の申し込みがありました。また、ミュージアムショップ及びカフェPORTER‘S LODGEでは、来館者からの寄付金も合計60,000円集まりました。このように市民の方々の温かいサポートがあってこその成功と言えるでしょう。
地域への貢献
このプロジェクトは「地域循環型クラウドファンディング」として位置づけられ、地域の事業者から提供される商品やサービスをリターン商品として採用することで、地域経済への還元も期待されています。103件の商品やサービスの申込が寄せられ、地域への誘客と横浜開港の歴史理解を深める良い機会となりました。特に「記念」商品は高い人気を誇り、バリアフリーデッキの銘板に名前を掲示することも可能です。
未来への展望
このクラウドファンディングは、ペリーが横浜に上陸してから170年となる記念の年に実施されました。横浜開港の歴史を未来へとつなげるこのプロジェクトは、訪れる人々にとって感慨深い場所となることでしょう。今後も地域の文化と歴史を大切にし、皆が楽しめる空間を提供し続ける所存です。新たなバリアフリーデッキが完成した暁には、多くの人々が「たまくすの木」の周辺で憩い、横浜の豊かな歴史に思いを巡らせることができるでしょう。詳細な進捗は、以下のリンクからご確認いただけます。
たまくすの木プロジェクト詳細
是非、皆様のご支援のおかげで実現したこのプロジェクトの成功をご一緒に喜び合い、横浜の歴史を未来に受け継いでいきましょう。