エフピコと相鉄ローゼンが進める新たなリサイクルモデル
株式会社エフピコと相鉄ローゼンが手を結んで、神奈川県を中心に展開する50店舗で「ストアtoストア」及び「水平リサイクル」の強化に取り組んでいます。この取り組みは、店頭で使用済みの食品トレーやペットボトルを回収し、新たな製品に生まれ変わらせることを目指しています。
地域密着型のリサイクル
このプロジェクトでは、店舗で回収された食品トレーを使用し、「トレーtoトレー」を行います。また、使用済みのペットボトルは「ボトルto透明容器」にリサイクルされ、再利用可能な食品容器に生まれ変わります。これにより、再び店頭で「エコトレー」や「エコAPET」として使用されることになります。両社は地元の環境意識を高め、地域のエコリーダーを目指してリサイクル資源の有効活用を進めています。
CO2削減への貢献
2024年3月期には、使用済み食品トレーが38トン、ペットボトルが67トン、透明容器が19トン回収され、これらのリサイクルによるCO2排出抑制効果は537トンにも及びます。これは、実に1737万枚のレジ袋を削減したのと同等であり、地域の環境への積極的な貢献が示されています。
新しい取り組みの展望
相鉄ローゼンでは、今後も「エコトレー」と「エコAPET」の使用を積極的に続けつつ、新たに「水平リサイクル推進ポスター」を掲示し、来店するお客様にもリサイクル活動への参加を促します。こうした努力を通じて、地域の人々と共に持続可能な社会の実現を目指す取り組みが進められています。回収ボックスは一部店舗に未設置のため、訪れる際は事前に確認することをお勧めします。
エフピコと相鉄ローゼンの企業概要
エフピコ
エフピコは、簡易食品容器を製造・販売する国内最大手の企業です。リサイクルのトレー方式を通じて、地上資源の循環とCO2削減に取り組んでいます。また、持続可能な社会を目指して、省資源化のための容器開発も行っています。
所在地は東京都新宿区で、代表取締役会長は佐藤守正氏です。
相鉄ローゼン
相鉄ローゼンは神奈川県内で50店舗を展開し、安全で質の高い商品の提供を心がけるスーパーマーケットです。エコ活動に積極的に取り組むことで、地域における持続可能性の向上に貢献しています。代表取締役社長は曽我清隆氏で、神奈川県横浜市に本社があります。
このように、エフピコと相鉄ローゼンの連携によって、地域の環境問題に積極的に取り組む姿勢が顕著に表れています。今後も両社の共同努力が持続可能な社会の実現に向けて進むことを期待したいです。