クレジットカード利用者のリアルな声: セキュリティや還元率に不満も
近年、キャッシュレス決済が急速に普及し、クレジットカードや電子マネー、ポイントサービスの利用が私たちの日常に深く根付いています。しかし、便利さとともに様々な不安や不満も浮上しているようです。2024年12月に実施したインターネット調査で明らかになった、クレジットカード利用者の実態について詳しく見ていきましょう。
調査概要
この調査は、株式会社クラウドワークスによるインターネットを通じて行われ、18歳以上の男女70名を対象に、「クレジットカード決済とポイント利用」に関するアンケートを実施しました。主な調査内容は、現金派かキャッシュレス派か、クレジットカードの所持枚数、主に利用するブランド、利用時の不安、ポイントの貯まり方や使い道など多岐にわたります。
キャッシュレス派が76%
調査結果によると、76%の回答者が「キャッシュレス派」と回答しており、現金よりもキャッシュレスが主流であることが示されました。この中で、特にクレジットカードを利用している方が多く見られます。
クレジットカードの所持枚数
多くの人が複数のクレジットカードを所有しており、最も多いのは2枚のカードを持っている34%、次いで1枚の26%でした。70%以上の回答者が2枚以上のカードを所有していることが分かりました。
主に利用するブランド
主に利用されているクレジットカードブランドは、56%が「VISA」を選んでおり、次いで「JCB」が23%、そして「Mastercard」が21%でした。最も利用される「VISA」は、その利便性から選ばれるようです。
利用時の不安や困難
興味深いのは、56%の回答者がクレジットカード利用時に何らかの困難や不安を感じたと答えた点です。この中には、セキュリティの懸念や海外での利用制限、ポイント還元率の減少に対する不満が含まれています。特に、「カードのポイントの失効時期が短い」との声や、「還元率が昔に比べて低下した」との意見もありました。
1ヶ月の利用金額とポイントの貯まり方
1ヶ月間の平均クレジットカード利用金額は、「10万円未満」が66%と最多でした。また、月に貯まるポイントも、64%の方が「1,000ポイント未満」と回答し、ポイントが貯まりにくい現状がうかがえます。
ポイントの使い道
ポイントの主な使い道は、35票が「会計時に利用」で、次いで「ポイント投資や運用」に19票集まりました。中には、ポイントを投資に回し、利益を得ている方もいます。実際に、ある男性は「ポイント運用で株に投資し、利益を得た」と報告しています。
クレジットカード特典の利用
利用したことのあるクレジットカードの特典は、「ポイント還元率アップ」が最も人気で、50票を集めました。このように、還元率を上げる工夫が多くの利用者に支持されていることが分かりました。
まとめ
今回の調査を通じて、多くの消費者がクレジットカード利用に便利さを実感している一方で、還元率やセキュリティへの不安も同時に抱えている実態が明らかになりました。今後、消費者のニーズに応える形で各カード会社がどのようにサービス向上に取り組むかが期待されます。
以上の結果を踏まえて、賢いクレジットカードの利用方法や、ポイントの管理術を考えることが、今後の快適なカードライフにつながるでしょう。今後も、現状を見つめ直し、より良いキャッシュレス社会を築いていくことが求められています。