地域高齢者向けヘルスケアプログラムで美味しく健康に！

美浜町の高齢者ヘルスケアプログラム

美浜町では、「スポーツでつなぐ、美浜の未来」というスローガンを掲げ、地域の課題解決や交流の活性化を目指し、運動と健康、福祉、教育、経済を連携させた「スポーツを核としたまちづくり」に取り組んでいます。こうした取り組みの一環として、町内の高齢者を対象にしたヘルスケアプログラムが実施されました。

プログラムの概要

このプログラムは、地域住民のウェルビーイングを向上させることを目的としており、参加者にはバイタルウォッチが貸し出され、トレーナーが個々の運動負荷を見ながらアドバイスをしました。運動データを活用し、休憩や水分補給のタイミングを適切に促し、安全に運営することが求められました。

全9回にわたって行われたこのプログラムでは、70代から80代の13名が参加しました。公民館で集まり、ヨガマットを使用した体操やストレッチ、呼吸法など機能改善に効果的な運動を行いました。参加者の身体の状態に合わせてプログラムが進められました。

体力測定と栄養セミナー

プログラムの初回と第8回には、体力測定が行われました。参加者は得点に基づいて自身の身体機能を把握し、個々の課題に応じたトレーニングを受けることで身体の改善を図りました。その後、管理栄養士による栄養セミナーも開催され、シニア世代に不足しがちな栄養素やバランスの良い食事について講義が行われました。

さらに、参加者同士が意見を交わしながら献立作りを行うワークショップも実施されました。これは、日々の食事での栄養バランスを考える良い機会となりました。

昼食会で交流を深める

プログラムの終了後には、参加者、トレーナー、町職員が一緒に昼食を囲む会も設けられました。地元の旅館と協力し、栄養士が監修したお弁当を楽しむことで、参加者同士の交流が深まりました。これにより、楽しく食事をしながら健康づくりに取り組む意義が再確認されたようです。

ウォーキングと美浜の食を楽しむ

プログラムの最終回では、約1.5kmのウォーキングも行われました。参加者は腕を振り、つま先を上げるなど、トレーナーの指導を意識しながら歩きました。普段運動する機会が少ないため、「運動量を確認しながら歩けるのはやりがいを感じる」という声が多く聞かれました。ウォーキングの後には、町内の旅館で美浜の食材を使った食事会が開催され、釜飯やお刺身など、ボリューム満点の料理に舌鼓を打ちながら、楽しいひとときが過ごされました。

今後の展望

美浜町では、今後も「スポーツを核としたまちづくり」に向けて、幅広い世代が楽しめるプログラムを実施していく予定です。地域の高齢者が健康で活力ある生活を送るためのサポートを続けていくことで、美浜の未来を共に築いていきたいとされています。

さらに詳細は、美浜町スポーツまちづくり推進室のInstagramや、YouTubeチャンネルをご覧ください。お問い合わせは、愛知県知多郡美浜町教育部生涯学習課までどうぞ。