栃木シティからのお知らせによると、野田卓宏選手が2024シーズンをもって契約満了となり、チームを退団することが決定しました。これはチーム、ファン、そして彼自身にとって重要な転機となる出来事です。
野田選手は1994年に熊本県で生まれ、173cm、65kgの体格を持つMFとして知られています。彼は熊本県立大津高等学校を卒業後、専門大学でのプレーを経て、JFLのtonan前橋やVONDS市原FCを経て、2021年から栃木シティに加入しました。この4年間の間に彼はチームに多くの貢献をし、特に昨シーズンにおいては、年々増加するファンの応援を受けて、チームの活気を象徴する存在となっていました。
今シーズン、野田選手はJFLで2試合に出場しましたが、得点はありませんでした。天皇杯では出場機会がありませんでしたが、彼のプレースタイルや献身的な姿勢はチーム全体に影響を与えています。
退団の決定に際して、野田選手は次のようにコメントを寄せました。「常に熱い応援を送ってくださったファン・サポーターの皆様、共に戦ってくださったパートナー企業様、クラブを支えてくださった行政の皆様に心から感謝申し上げます。この4年間、皆さんとともに戦えたことは私にとってかけがえのない幸せでした。」
野田選手は、この期間に関東リーグを抜け出し、Jリーグへの昇格を果たした経験についても触れました。「7年間昇格できなかった関東リーグを乗り越え、今年はJリーグへ昇格できたことは、皆さんのおかげです。私はまだ栃木シティを強くするために努力したかったのですが、自分の力不足を感じています。ただ、残った選手達がJ2昇格やその先のステージを達成してくれると信じています。」と述べ、未来への希望を持っています。
今後の展望についても触れ、「また皆様とお会いできる日を楽しみに、これから頑張っていきます。4年間本当にありがとうございました。」との言葉で締めくくり、これまでの感謝と今後への意気込みを語りました。
サッカー界におけるこれまでの経験と感謝の気持ちを持って、新たな道を歩むことになる野田選手。彼の今後の活躍に期待が寄せられます。