人材育成と職場活性化:未来を見据えた新たな組織形成
2025年9月、九州生産性本部で行われた「九労生ユニオンモーニング」にて、「価値観を認める組織活性化」をテーマにLIFE MANDALAの代表、北原万紀氏が講演を行いました。このイベントには九州の主要な労働組合が参加しました。
組織が直面する課題
現代の企業が直面している課題は少子化や採用難、離職リスクなど多岐にわたります。多くの企業は「人が集まらない」や「人が育たない」、「人が辞めてしまう」といった悩みを抱えています。そこで、今求められているのは、従業員が成長を実感し、やりがいを感じられる職場を作ることです。
LIFE MANDALAは、従業員が自身の価値観を明確にし、それに基づいて働くことができるようサポートしています。その一環として、以下のポイントが提案されました。
- - 自分の生きたい人生を可視化する
- - 仕事の位置づけとやりがいを自覚する
- - 所属意識と目的意識を育てる
これにより、多様な価値観を持つ従業員が互いにカルチャーを形成する組織が実現可能となります。
価値観を中心にしたセミナー
講演では、Dr.ジョン・F・ディマティーニの価値観理論が引用され、価値観が人生や行動の根本的な決定要因であることが説明されました。参加者は、自分の価値観を可視化するワークショップに取り組みました。これは「理想ではなく事実を書く」や「比較せず自分に素直になる」といったルールに基づいて行われました。
共創関係を作るための対話術
さらに、講演ではコーチングの視点から共創関係の重要性と、対話の技術についても語られました。支援者と相手が対等な立場で信頼と尊重を築く環境が必要です。また、安心して自己を見つめ直せる安全な場を提供し、操作ではなく共に在る姿勢で変化を促すことが大切です。これにより、相手の可能性を引き出し、シナジーを生むことができるとされました。
LIFE MANDALAが目指す未来
LIFE MANDALAは「相手の人生と可能性に関心を向ける職場づくり」を目指しています。そのためには、セルフマスタリーや共創コミュニティを軸に、多様性を活かし合う関係性を大切にしています。教育の現場やビジネス、地域、国際社会において、人間性に根ざした持続可能な組織と社会を実現するために活動しています。
参加者が講演を通じて、価値観を中心にした組織作りの重要性に気づき、現場から企業を変えていく力を感じてくれることが大切だと北原氏は語っています。今後もLIFE MANDALAは、個々の価値観を重視し、人と組織の可能性を広げる活動を続ける予定です。
自己教育型のアプローチ
リーダーシップや研修のニーズは、画一的なものから個別対応へのシフトが求められています。LIFE MANDALAの提供する自己教育型アプローチは、まずは自分を知り、自身のキャリアプランを築くことから始まります。これにより、内発的なモチベーションが高まり、スキルアップのための土台が形成されます。
企業向けには、福利厚生としてのEラーニングメンバーシップや、定期的な集合型のグループラーニングを通じて、参加者のエンゲージメントを強化します。また、法人顧客向けには複数企業でのグループラーニングを実施することも可能です。これにより、ニーズに応じたカスタマイズが実現します。
結論
LIFE MANDALAは、今後も組織の成長と個人の成長が共に実を結ぶ未来を目指し、価値観を軸とした活動を推進していきます。価値観に基づいたい組織づくりの方法を模索し続ける姿勢が、多くの企業に新たな風をもたらすことを期待しています。