THISISとカケコム、内部通報システムで業務提携しコンプライアンス強化へ

THISISとカケコムが業務提携

THISIS株式会社と株式会社カケコムが、新たな内部通報システムの共同開発を目指し、業務提携を結ぶことが合意されました。この提携により、企業のコンプライアンス経営を支える新しいシステムの誕生が期待されています。

変化する法律環境と企業の役割

2022年6月に公益通報者保護法が改正されたことで、300人以上の従業員を持つ企業には、内部通報制度の導入が義務付けられました。この法律改正は、企業のコンプライアンスの重要性を一層高めています。特に従業員に不正行為を告発するための安全な環境を提供することは、企業の信頼性を保つために不可欠です。SNSの普及により、企業内のネガティブな情報は瞬時に外部に広がる可能性があるため、内部通報制度を活用する必要性が増しています。これにより、企業は早期に問題を発見し、情報の流出を防ぐことができます。

新システムの概要

提携により開発されるシステムでは、THISISの提供するWebRTC技術を活用し、ユーザーの匿名性を確保します。また、カケコムの法務サービスと連携し、通報内容に関する法的見解も提供できる体制を整えます。この新しい内部通報システムは、従業員が気軽に報告できる環境を作り出し、公益通報者保護法への対応も容易にします。これにより、企業は従業員が安心して内部通報を行える導線を整えることができます。