日本初の鼻角度研究が示す、美の基準
美容外科の分野では、見た目の美しさが患者にとって非常に重要な要素です。最近、TCB東京中央美容外科の奥村公貴医師を中心に行われた研究が注目を集めています。この研究は、783名の日本人を対象とし、鼻の理想的な角度についての嗜好を調査した世界初の大規模研究です。
研究の概要
本研究は、国際医療ジャーナル「Aesthetic Surgery Journal Open Forum」に掲載され、鼻の審美的理想が文化や国によって異なることに着目しました。研究者たちは、無作為抽出した成人783名に対して、デジタル加工された12種類の鼻唇角および鼻顔角の画像を提示。これらの画像を「審美的」「普通」「審美的でない」の3つに分類し、参加者の評価を受けました。評価方法には、Googleフォームや紙のアンケートが使用され、画像の提示順はランダム化されていました。
結果と考察
研究の結果、男性は鼻唇角が95°、鼻顔角が33°とされた場合に審美的と評価。しかし、女性では鼻唇角105°、鼻顔角30°が好まれる傾向にありました。これは、男性には鋭角な鼻が好まれ、女性にはより丸みを帯びた形が好まれることを示唆しています。また、加重平均によれば、どちらの性別においても理想の鼻唇角は105°、鼻顔角は30°と洗練されていることが分かりました。
このような結果は、理想的な鼻の形状が性別によって異なることを科学的に証明しており、美容外科医にとって重要なデータとなります。本研究の意義は、日本人に特化した美的嗜好を理解することで、鼻の形成術における患者の希望に応えるための指針となる点にあります。
研究チームの紹介
本研究を主導した奥村公貴医師は、TCB梅田大阪駅前院の部長であり、上級指導医の資格を持っています。彼の貢献により、TCBは引き続き美容医療の科学的な根拠を追求し、クオリティの高い患者サービスを提供し続けています。
TCBの取り組み
TCB東京中央美容外科は、日本全国に105院を展開し、幅広い美容施術を提供しています。患者へのカウンセリングを重視し、個々のニーズに合わせた治療を行っています。今後も同院の研究活動や成果が期待されるところです。
この研究は、鼻形成術に興味がある方や美容外科に興味を持つすべての人にとって、貴重な情報源となることでしょう。