大西亜玖璃のミニアルバム発売記念イベントをレポート！

大西亜玖璃が魅せた特別な夜—ミニアルバム発売記念イベントレポート

2025年10月21日、アーバンドックららぽーと豊洲のシーサイドデッキメインステージにて、大西亜玖璃のコンセプトミニアルバムリリース記念イベントが幕を開けました。この日は、彼女の待望のミニアルバム『Rock&Roll Lady Girl』と『失恋モノクローム』の二枚が同時リリースされる前日であり、ファンにとっても特別な意味を持つ日となりました。

午後5時半、薄暗くなった会場に登場した大西亜玖璃。しかし、いつもの彼女とは少し異なり、声援のボリュームは控えめでした。これは会場がデシベル制限を設けていたためで、普段の彼女のライブでは、ファンからの応援があふれんばかりに賑やかです。この日は、一段と静かな雰囲気の中で彼女のパフォーマンスが展開されることになりました。

初めに披露されたのは、失恋をテーマにした楽曲「にじんでく」。美しいメロディと切ない歌声が肌寒い季節にピッタリマッチし、聴衆はしんみりとした気持ちに包まれました。そして、ロックバラード「Rock&Roll Lady Girl」に続き、ゆったりとしたリズムに乗せ、間奏では哀愁を帯びたサックスの音色が場を盛り上げます。大西の言葉を借りれば、「80デシベルの制限に合った楽曲でしたね」と、会場の空気と見事に調和したパフォーマンスを見せてくれました。

イベントの中で、大西は「この会場に初めて来た方は驚くかもしれませんが、デシベル制限もある中で、皆さん静かに楽しんでくれているようですね」と微笑みました。普段はもっと賑やかに盛り上がる空間でも、しっとりとした雰囲気を大切にしていたことが感じられました。さらに、最後には爽やかなロックナンバー「裸足のスタンプ」を披露。楽曲の内容が短い恋の物語を切々と語りつつ、彼女の歌声は聴衆の心に届きました。この曲はMVでも海辺ではしゃぐ大西の姿を見ることができるので、ぜひ映像でも楽しんでほしいものです。

ミニライブが終わると、後半はサイン会が行われ、ファンとの交流がスタートしました。リリースイベントの感想を尋ねると、大西は「しっとりした感じでライブを楽しんでくれていたようで、嬉しかったです」と語り、控えめながらも温かい雰囲気に包まれました。

また、2枚のアルバムについては『失恋モノクローム』の温かさを感じつつ、今の季節にぴったりだと伝え、『Rock&Roll Lady Girl』にはさまざまな楽曲が収録されており、どれか一曲は必ず心に残るものがあるとのこと。幅広いリスナーに向けて届けたい思いが伝わってきます。