BBSホイール装着のGT500チーム、スーパーGTでのタイトル獲得を狙う

日産/ニスモが目指すスーパーGTの頂点

日本のモータースポーツ界で特に注目を集めるスーパーGT。中でもGT500クラスは、多くのファンが熱狂し、熾烈なタイトル争いが繰り広げられます。そんな中、日産/ニスモが2チームを編成し、BBSの鍛造ホイール「RI-A」を装着することで、さらなるパフォーマンス向上を目指しています。

BBSホイールの特長

BBSが供給した「RI-A」は、1ピースのアルミ鍛造ホイールです。一見すると一般的なホイールのようにも思えますが、その設計には最新のテクノロジーが詰め込まれています。軽量かつ高剛性を実現しており、サーキットでの走行性能を最大限に引き出します。このホイールは、スーパーGTにおいてもマシンの挙動やタイヤの性能に大きな影響を与える重要な要素となるでしょう。

モータースポーツ活動発表会の様子

2017年2月19日、神奈川県横浜市の日産グローバル本社ギャラリーで行われた「日産/ニスモ 2017年モータースポーツ活動発表会」では、4台のNISSAN GT-R NISMO GT500が新規に開発されたことが発表されました。その中で、エースナンバーの23号車「MOTUL AUTECH GT-R」がステージ上に展示され、BBSのホイールが装着された姿に多くの注目が集まりました。

レギュレーション変更による影響

今年はレギュレーションが大きく変更され、従来の競技ルールが見直されました。これにより、マシンそのもののパフォーマンスが求められるだけでなく、タイヤの性能やそれを支えるホイールの重要性も増しています。BBSは、この新しい状況の中で、スーパーGTのGT500クラスでの成功を目指すチームを全面的にサポートしています。

代表取締役のコメント

BBSジャパンの代表取締役社長である野坂訓正氏は、「今年は日産/ニスモのチームにもホイールを供給することができ、非常に嬉しく思っています。スーパーGTの競争は例年にないほど激化することが予想され、私たちのホイールを装着した23号車が戦う姿を見ることに、身が引き締まる思いです」と述べています。

市販モデルへのフィードバック

日産のモータースポーツ活動総監督である田中利和氏も、「GT500での技術のフィードバックは非常に重要である」と語っています。その言葉通り、BBSのレーシングホイールのデザインは市販モデル「RI-A」に活かされており、その人気も高まっています。市場に出回る製品は、レースでの過酷な状況で培われた機能性と信頼性に裏打ちされているのです。