仲道郁代ピアノ・リサイタルについて
仲道郁代ピアノ・リサイタルが、デビューから40年を迎えるにあたって特別な企画として登場します。このリサイタルは、仲道自身が構想した《The Road to 2027リサイタル・シリーズ》の一環であり、全20回のプログラムのうちの8年目を迎えます。このシリーズは、2027年までの10年をかけて進行する壮大なプロジェクトとなっています。
過去には、2021年に行われた公演が文化庁の芸術祭で大賞を受賞するなど、そのクオリティと芸術性が高く評価されています。今年の6月1日(日)にサントリーホールで開催されるリサイタルのタイトルは《高雅な踊り》。この公演では、ベートーヴェンの「告別ソナタ」、リストの「メフィスト・ワルツ」、ラヴェルの「優雅で感傷的なワルツ」、さらにショパンの名曲「別れのワルツ」や「英雄ポロネーズ」など、聴き応えのある作品が並びます。
仲道は、「音楽が踊りのリズムで表現されたとき、高雅さが生まれる」と語ります。彼女は、踊りのリズムが身体だけでなく心にも影響を及ぼすことを強調し、リサイタルでは聴衆がどのように感じ、何を体験するかを探求しています。
特に、この公演では「人間の精神が表れた踊り」というテーマに光を当て、その感動を聴衆と共有する予定です。公演に先立って、舞踊学と精神分析学の専門家である鈴木晶氏との対談を実施し、音楽に込められたメッセージやメッセージをいかに受け取るかを探る予定です。この対談によって、聴衆はより深い理解と感動を得ることでしょう。
公演詳細
開催日時
会場
プログラム内容
- - ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第24番「テレーゼ」Op.78
- - ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第25番 Op.79
- - ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第26番「告別」Op. 81a
- - リスト:メフィスト・ワルツ 第1番「村の居酒屋での踊り」S.514
- - ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
- - ショパン:ワルツ「告別」Op.69-1
- - ショパン:ワルツ Op.64-2
- - ショパン:ポロネーズ 第6番「英雄」Op.53
リサイタルの会場で配布されるプログラムには、仲道による曲目解説や鈴木晶氏との対談が含まれています。これを通じて、音楽の新たな側面を発見できることでしょう。
公演に関するお問い合わせは、ジャパン・アーツぴあの0570-00-1212までご連絡ください。多くの方のご来場をお待ちしています。