ワークライフバランス意識
2025-04-25 11:31:08

2026年卒大学生の就活意識、ワークライフバランスを重視する傾向

2026年卒大学生の就活意識



マイナビが発表した「2026年卒大学生キャリア意向調査」によると、全国の大学生や大学院生の多くが、ワークライフバランスを重視した就活意識を持つことが明らかになりました。特に、20代の学生の57.7%が「ワーク重視」と回答し、残業時間の許容範囲も「週に1~5時間」という結果が出ました。これは、働きすぎを避けつつも、キャリア形成に対する意欲を示すものであり、学生たちの価値観の変化を反映しています。

学生の理想の職場環境



職場の人間関係についても調査が行われ、学生たちの理想は「仲の良い同僚とプライベートでも遊びに行きたい」という意見が多く寄せられました。しかし、同時に「仕事とプライベートは分けたい」という意見もあり、飲み会などの強制参加には否定的です。このように、学生たちは公私を明確に分けつつも、良好な人間関係を築きたいと考えているようです。

企業に期待する福利厚生



就職先を選ぶ際の安定性として最も多かった意見は「福利厚生」が57.3%を占め、最も求められる福利厚生は「交通費支給」と「住宅手当・家賃補助」でした。これらは生活に直結するものであり、多くの学生にとって重要な要素と認識されていることがわかります。今後、企業はこれらの点を踏まえて、魅力ある福利厚生を整備することが求められるでしょう。

育児休業に対する関心



さらに、育児休業の利用を希望する学生も多く、73.5%が「利用したい」と回答しました。性別に関係なく、高い関心が寄せられており、約6割の学生が男性の育児休業取得率に関心があると述べています。このような高い意識は、政府の働き方改革の影響とも関連があると考えられます。企業が育児休業制度を持つことは、今後ますます重要な要素になるでしょう。

企業へのメッセージ



マイナビキャリアリサーチラボの中島英里香研究員は、「現在の学生の価値観を理解し、働き方や職場環境を改善することが重要」と話しています。この調査結果を参考にし、企業が新卒を受け入れる際に、学生のニーズに応える取り組みを進めることが不可欠でしょう。学生たちのワークライフバランスについての意識を踏まえた企業文化の構築意義は大きいのです。

調査概要



この調査は2025年3月25日から31日までの期間に、2026年卒業予定の全国大学生及び大学院生を対象に実施され、971名の有効回答が得られました。調査方法はインターネットアンケートで実施され、詳細な結果はマイナビのウェブサイトで確認可能です。


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