YouTubeで生まれた新鋭バンドHannibal Shadowの波乱の誕生秘話

「Hannibal Shadow」の誕生と音楽の新風

2025年9月3日、注目のバンド「Hannibal Shadow」がデビューアルバム「Step on it」を「TuneCore Japan」からリリースしました。このバンドは、あまり知られていないメンバーの情報を公開しないまま、楽曲のみで日本の音楽シーンに新風を吹き込むことを目指しています。さらに、YouTubeチャンネル「制御不能なよっちーチャンネル」を拠点に活動しているYouTuber・よっちーとタッグを組んでいます。よっちーは「Yocchy」という名前で、フロントマンとして作詞、作曲、編曲、プロデュース、ミキシング、マスタリングなどの全てを手がけています。

YouTubeとの連動

「制御不能なよっちーチャンネル」では、彼らのエンディング曲「痕跡～残したいのは生きた証」や、入場テーマ曲「Beyond the limit feat.よっちー」が収められています。当初、楽曲作成の契約内容は二曲分のみでしたが、よっちーが制作を開始するにつれて、次々とアイデアが湧き出し、緊張感あふれる新曲が生まれることになりました。その結果、数枚のアルバムを制作するほどの楽曲が完成し、彼らの活動への決意を強めることとなったのです。

よっちーのバックグラウンド

よっちーは、2022年8月にPocochaという配信アプリでライバーとしてデビューしました。配信スタイルは独創的で、エンターテイメント性の高い内容を提供し、たくさんのファンを魅了しました。彼は、歌や雑談、激辛チャレンジ、大食いチャレンジなど、幅広い企画でリスナーを楽しませ、たくさんのコメントを集めていました。その後、2023年2月28日にライバーとしての活動を終了し、さらなるステップアップを目指しました。この引退は多くの支持を受け、彼の目標である「記憶に残るライバー」という願いが見事に達成されたと言えます。

TikTokの成功とプロレス愛

その後、2023年7月には、彼のプロレス愛を反映したTikTok動画が話題となり、50万以上の閲覧と30万以上のいいねを獲得しました。この動画は、彼がオマージュしていた内藤哲也選手への愛情が表現されており、特に「デスティーノ(運命)」は多くの反響を呼びました。彼のInstagramやX(旧Twitter)でもフォロワーが急増し、現時点でのフォロワー数は、TikTokが33.4万人、Instagramが50万人、Xが2.3万人に達しています。これによって、彼はインフルエンサーとしての地位を確立しました。

新たな挑戦と「Hannibal Shadow」への道

2023年7月に開設された「制御不能なよっちーチャンネル」では、よっちー以外のキャラクターも登場し、家族のような関係性が視聴者に支持されています。ここでよっちーは「Hannibal Shadow」のフロントマンとしてだけでなく、全ての楽曲制作に関わっており、その横のつながりが新たなエンターテイメントの形を生み出しています。また、内藤哲也選手が新日本プロレスを退団したことで、新しいテーマを持つ楽曲作りに意欲を燃やし、彼らの活動はさらなる広がりを見せることになるでしょう。