日本のモバイルネットワーク実態調査
2026年4月、英国のリサーチ企業OpenSignalが最新の日本モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポートを公開しました。本報告書では、2026年1月1日から3月31日までの90日間にわたり、日本国内の主要な通信事業者であるau、NTTドコモ、楽天モバイル、ソフトバンクの4社のネットワーク品質が分析されています。これにより、各社の実際のパフォーマンスがどのようにユーザーに伝わっているのかが明らかになりました。
主な結果
1. auの『一貫した品質』での首位獲得
OpenSignalのレポートによると、auが「一貫した品質」において最高評価を獲得し、この部門でのリーダーシップを示しました。特に、音声アプリや5Gゲーム体験においても単独1位を記録しており、安定したネットワークを提供していることが明らかになりました。
2. 楽天モバイルの圧倒的なアップロードスピード
楽天モバイルは「アップロード・スピード・エクスペリエンス」において1位、さらに「5Gアップロード・スピード」においても他社を圧倒するパフォーマンスを維持し、ユーザーに高速な通信を実現しています。
3. NTTドコモの5Gダウンロードスピードでの強み
NTTドコモは「5Gダウンロード・スピード」で評価が高く、5G環境下におけるダウンロードスピードでのトップ評価を得ています。この結果はドコモの持つ競争力を示すものです。
4. ソフトバンクの着実な向上
ソフトバンクは、前回のレポートからダウンロードスピードが17%も向上し、「ダウンロード・スピード・エクスペリエンス」部門で勝者となりました。また、「5G利用率」においても単独での優位性を保っています。
5. ゲーム体験部門でのauの先行
auは、ゲームエクスペリエンスに関する調査でも見事な成績を収めており、特に5Gゲーム体験において他を圧倒しました。地域別の受賞回数も多く、消費者の需要に応えられるサービスを展開しています。
日本のモバイルネットワーク市場の動向
このレポートを通じて、各通信事業者が持ち味を活かしていることが見て取れます。auは安定した品質や音声、ゲーム体験に強みを持ち、楽天モバイルは圧倒的なアップロードスピード、NTTドコモは5Gダウンロードの要素で競争力を発揮しています。ソフトバンクも着実に成長しており、ユーザー体感の向上に寄与しています。これにより、日本のモバイル通信市場は競争が激化しており、品質向上に向けた各社の努力が続いています。
参考資料
日本モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポートDL
OpenSignalは、ネットワーク体感に関する独立系プロバイダーとして、各事業者に対し、自社のサービスや品質向上に向けたインサイトを提供しています。ユーザー体感を定量的に測定するテクノロジーと手法を駆使し、透明性を持って分析を行っているため、通信事業者は業界内での競争におけるメリットを活用することができます。