2023年4月、株式会社JTB商事が新たに発売したオリジナルの加湿空気清浄機「KC-M504J」は、シャープ株式会社との共同開発による一品です。この製品はインバウンド需要の高まりや環境への配慮が求められる中で、特に宿泊施設向けに設計されています。
株式会社JTB商事とシャープのコラボ
JTB商事は、宿泊施設に向けたさまざまな商品やソリューションを提供している企業であり、過去には250,000台以上の空気清浄機を販売してきた経験があります。この豊富な実績を生かし、今回は特に省エネルギーと快適性を両立させた空気清浄機を開発しました。
自然の力を模したプラズマクラスター技術
新しい空気清浄機では、シャープ独自のプラズマクラスター技術が搭載されています。この技術は、自然界に存在するイオンと同様のイオンを放出し、空気中の浮遊カビ菌や微細な塵を抑制する効果があるとされています。具体的には、試験によると約49分で99%の浮遊カビ菌を抑制することが実証されており、その効果は高く評価されています。
省エネ志向への対応
新モデルの大きな特長は「リラックス運転」です。これは電力を抑える設定で、一つの部屋あたり年間950円の電気代を節約するとされています。具体的には、空気がきれいな時には最大風量を抑え、快適な室内環境を提供しつつ、消費電力を大幅に減少させることを実現しています。
国際対応のユーザーインタフェース
インバウンド需要に応じて、操作部は日本語、英語、中国語に対応した表記がされており、外国人旅行者でも簡単に使用できる設計になっています。さらにはQRコードを用いて操作マニュアルを閲覧することも可能であり、利便性が向上しています。
環境に優しい梱包資材
JTB商事は環境への配慮から、梱包資材に発泡プラスチックを削減し、製品本体には約20%の再生樹脂を使用するなど、サステナビリティにも力を入れています。これにより、製品を使用する宿泊施設は環境に優しい運営を行うことができ、SDGsに関連した取り組みも促進されます。
メンテナンス性の追求
空気清浄機のメンテナンスも考慮されており、プレフィルターの掃除が簡単にできる設計が施されています。大きなゴミが付着した場合でも、背面パネルを外さずに掃除機で手軽にお手入れができます。加湿フィルターも乾燥した状態を保つことで清潔に使い続けられます。
まとめ
このように、JTB商事の新しいプラズマクラスター加湿空気清浄機は、宿泊施設における快適性と省エネ・環境配慮のニーズに応えるために設計されており、今後多くの施設に導入されることが期待されています。全国のホテルや旅館の経営者にとって、大きな選択肢の一つとなるでしょう。