株式会社ヤマウチが整備事業者アワード2025でDX賞を受賞

香川県高松市に本社を置く株式会社ヤマウチが、2025年の整備事業者アワードでDX賞を受賞したことが発表されました。この受賞により、同社の技術革新や社会貢献への取り組みが高く評価されることとなりました。

受賞式は4月22日に開催され、アワードは自動車業界の変革に寄与する企業やプロダクトを表彰するイベントです。株式会社ヤマウチは、自社の運営する「ラチェットモンキー」ブランドのもとで整備事業を展開し、地域に密着したサービスを提供し続けています。

整備事業者アワードの意義

整備事業者アワードは、自動車整備事業者が新たなビジネスモデルや経営手法を採用し、地域貢献に尽力する事例を顕彰するものです。ヤマウチは、業界の未来を担うとしてアワードに選ばれました。特に、「ラチェットモンキー」ブランドは香川県内に複数の整備工場を運営し、顧客からの信頼を得ていることで知られています。

受賞プロダクト「ラチェットモンキー」

ヤマウチが運営する「ラチェットモンキー」は、現在4店舗を保有し、2024年には車両販売600台、車検8,000台を予定しています。また、独自に開発した車検ネット予約管理システム「totoco（とっとこ）」により、効率的な業務運営が実現されています。このシステムは、従来のアナログな予約管理から脱却し、デジタル化を推進しました。

「totoco」は、ネット予約や進捗管理を一元化し、顧客情報の見える化を図ることで、整備工場の業務を大幅に改善しました。さらに、働き方改革にも貢献しており、賞与や休暇の獲得をサポートしています。

業績の向上と顧客満足度の向上

2014年に「totoco」を導入したことにより、社員の負担が減少し、サービスの品質が向上しました。自動車整備の業務が効率化され、顧客満足度が向上した結果、売上も増加しています。これらの成果は、ヤマウチの企業哲学である「あなたのクルマのかかりつけ医」としての役割を果たす上で非常に重要です。

今後の展望

ヤマウチは、地域密着型のサービスを提供し続けるため、今後も技術革新と社会貢献を両立させる取り組みを強化していく方針です。2028年には創業30周年を迎え、さらなる成長を目指します。また、業界の発展に寄与し、ユーザーの期待に応えるために尽力するとしています。

受賞コメント

受賞プロジェクト代表の人見いづみ次長は、この度の受賞に際して深い感謝の意を示しました。日刊自動車新聞社からの受賞は、同社の成長を助ける大きな原動力になると語り、さらなる努力を誓っています。

受賞を機に、事業のプレゼンスを高め、業界の未来に貢献することを指向するヤマウチの姿勢は、今後の展開に期待を持たせるものになっています。