Apas Portが新たに挑む「Custom Wraps」
Web3技術を活用したプロダクションカンパニー、株式会社Apas Portが、現実世界資産(RWA)にNFTアートをラッピングする新しいサービス「Custom Wraps」を発表しました。このサービスは、2025年4月上旬からスタートし、第一弾としてカンボジアのトゥクトゥクにラッピングできるプロジェクトを実施する予定です。
「Custom Wraps」は、保有するNFTアートを現実世界資産にかぶせ、アート自体の認知拡大と共に自己表現の一環としています。さらに、売上の一部が現地の社会課題解決に還元される仕組みも整備されています。これにより、ただアートを展示するだけでなく、実際にコミュニティに還元するという新たな形の社会貢献を目指しています。
「HARVEST FLOW」との連携
この新サービスは、「HARVEST FLOW」と呼ばれる社会貢献型暗号資産レンディングサービスとも連動しています。「HARVEST FLOW」は、2024年から展開されており、暗号資産の貸出を通じて社会的価値の創出を目指しています。特に発展途上国において金融にアクセスできない人々への支援が急務とされている中、同サービスはカンボジアのトゥクトゥクドライバーへのモビリティローン提供を実現しています。
この協業により、「Custom Wraps」はNFTアートの魅力をRWAに拡張することで、デジタルとリアルが手を組む新しい時代を先導しようとしています。アートの所有者は自らの作品を通して、社会に対する影響力を持つことができるのです。
具体的なサービスの流れ
「Custom Wraps」を利用する際の流れは以下の通りです:
1.
クーポン購入: 用意されるサービスページからクーポンNFTを購入します。
2.
デザイン提出: 所有するNFTアートをアップロードし、ラッピングデザインとして提出します。注意点として、一部のデザインは対象外になる可能性があります。
3.
ラッピング実施: 現地パートナーと協力し、実際にRWAにNFTアートをラッピングします。注文状況に応じて、所要時間が変動します。
4.
完成確認: 完成品の写真をワークショップページまたはDiscordで確認します。
これからの展開としては、まずカンボジアのトゥクトゥクをターゲットにし、順次RWAの対象を広げていく予定です。カンボジアには年間約300万人の観光客が訪れる一方で、多くの住民が必要な金融サービスにアクセスできていないという課題があります。
このサービスを通じて、トゥクトゥクの購入費用は約4,000ドルに達する中で、暗号資産レンディングによる資金調達が果たす役割は非常に重要です。「Custom Wraps」が提供する新たな収入源は、ドライバーたちにとっての経済的自立をサポートし、継続的に地域経済を活性化させることを目指しています。
まとめ
「Custom Wraps」は、単なるアートの拉致ではなく、デジタルとリアルの融合を図る新しい取り組みです。これを機に、Web3技術がどのように社会に影響を与え、共生の道を模索するのかが注目されるでしょう。この機会にぜひ、アートを通じて自己表現しながら、社会貢献を実現しましょう。
公式ウェブサイトやお問い合わせフォームについては以下のリンクをご覧ください。
Apas Port Official Site