2025年8月16日と17日に行われた意識調査の結果が発表されました。この調査は、電話とインターネットのハイブリッド形式で実施され、日本国内に住む18歳以上を対象にしています。調査は選挙ドットコムとJX通信社の共同プロジェクトとして実施され、電話調査では1,000件、ネット調査では1,234件の有効回答が得られました。
調査結果概要
まず、「あなたは自分を保守かリベラルのどちらだと思いますか?」という質問に対する回答が注目されました。その結果として、両調査ともに最も多くの人が「どちらとも言えない」と答え、ネット調査ではこの選択肢が約半数を占める結果となりました。一方で、保守派の割合がわずかに高く、より多くの人々が保守的な立場を示していることがわかります。これにより、日本の政治意識が保守傾向にあることが伺えます。
次期自民党総裁候補
続いて、調査のもう一つのテーマである「次の自民党総裁として最もふさわしいのは誰か?」についても、結果が発表されました。電話調査では、現職総理の石破茂氏がトップとなり、ネット調査では高市早苗氏が最も支持される結果となりました。このように、調査方式によって異なる結果が生じることも興味深い点です。電話調査においては、石破氏が断然有利であったのに対し、ネット調査では高市氏の支持が目立ち、ここには世代間の意識の違いがあるのかもしれません。
また、小泉進次郎氏も電話調査・ネット調査ともに上位にランクインしており、若手政治家としての人気を証明しています。これは、次世代を担うリーダーに対する期待が裏打ちされているということでしょう。
これからの政治参加
イチニ株式会社の「選挙ドットコム」は約2,800万ユーザーが利用する、日本最大級の政治・選挙ポータルサイトとして、選挙に関する情報を広く提供しています。同社は有権者が政治に参加しやすい環境をつくることを目指して地方議員向けの勉強会なども行っており、官民学の結びつきを重視しています。これにより、さまざまなネットワークが構築され、オープンな場での議論が促進されることが期待されます。
政治参加が求められる現代において、正確な情報を身につけ、自らの意見を持つことがますます重要になるでしょう。
まとめ
今回の調査からは、保守かリベラルかに対する明確な選択がなされていないことが浮き彫りになりました。また、次期自民党総裁候補としては、石破茂氏と高市早苗氏が中心となることが予測され、今後の日本の政治の行方に強い影響を及ぼすことが予想されます。選挙ドットコムを通じて、今後の情報提供や市民の政治参画がさらに進むことが期待されます。政治に対する意識改革が進む中、次期総理候補の選定も重要なテーマとして取り上げられることでしょう。