株式会社ソディックが第22回超モノづくり部品大賞を受賞
株式会社ソディックは、2015年に開催された「第22回超モノづくり部品大賞」において、機械・ロボット部品賞を受賞する幸運に恵まれました。授賞式は12月11日、東京の経団連会館で行われ、主催はモノづくり日本会議と日刊工業新聞社です。この賞は、日本のモノづくり産業を支える重要な部品を表彰するもので、優れた技術や革新性が求められます。
自動化技術「ACPS」とは
今回、受賞の対象となったのは、「通電コマ自動送り機能」、通称「ACPS(Automatic Conductive Piece Shifter)」です。このユニットは、ワイヤ放電加工機におけるメンテナンス作業の自動化を実現した画期的な技術です。ACPSは、通電コマの位置を自動的に更新できるため、手動での作業に伴う負担を大幅に軽減します。加えて、加工中でもコマの位置を自動的に調整できる能力を持っているため、操作の効率性が従来の手法に比べ約2倍に向上しています。これにより、メンテナンス作業の省力化が進み、機械の稼働率も大きく改善されました。
ACPSの特長
1.
自動化: 手動による位置調整を排除し、作業者の負担を軽減します。
2.
効率性の向上: 従来の手法の約2倍の効率で作業を進めることが可能です。
3.
信頼性: 自動で行われるため、人為的エラーのリスクを低減します。
自動化社会への第一歩
ソディックのACPSは、モノづくりの現場で求められている自動化のニーズに応えたものであり、工場の生産性向上や人手不足解消に寄与することが期待されています。今回の受賞は、この技術がいかに優れたものであるかを示す一つの証明です。
受賞式の様子
授賞式の日、経団連会館には多くの関係者が集まり、産業界での今後の発展についての期待感が高まりました。ソディックの代表が壇上に立ち、ACPSの開発にいたる経緯や今後の展望に言及しました。特に、自動化技術が持つ可能性について、惜しみない讃辞を受けました。
さらなる発展を目指して
今後、ソディックはACPSの技術をさらに進化させ、さまざまな場面での適用を検討しています。業界のトレンドを見据えつつ、持続可能な製造方法を模索し、社会に貢献する姿勢を大切にしていくとしています。
詳しい情報や導入事例については、
ソディック公式サイトを訪れるか、
こちらの動画をご覧ください。