菰野町の誇る企業、株式会社デンソートリム
この度、三重県菰野町に本社を構える株式会社デンソートリムが、令和7年度省エネ大賞の省エネ事例部門において、名誉ある「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。この賞は、省エネルギー活動や先進的な省エネルギー製品の優れた取り組みを表彰するものであり、今回の受賞は同社の長年にわたる環境負荷低減の努力が評価されたものです。
受賞概要と表敬訪問
株式会社デンソートリムの取締役社長である山下大輔氏をはじめとする関係者が、令和8年4月9日(木)上午10時に菰野町役場を訪れ、町長の諸岡高幸氏と副町長の大橋裕之氏に受賞の報告を行います。この表敬訪問は、同社の功績を祝い、町の産業振興や環境施策への寄与を称えるために行われます。具体的には、会社の関係者として、山下社長、星野安全環境室室長、堀内安全環境施設課課長、小林安全環境施設課係長が出席します。
受賞の背景と評価ポイント
受賞のテーマは「徹底した地下水活用による省エネ推進」で、特に自動車関連電子部品工場における地下水の利用が評価されています。工場のエネルギー使用において、空調が全体の24%を占めている中、鈴鹿山脈の地下水(温度18.5℃)を用いた安価で効果的な冷却方法を取り入れました。具体的な方法としては、地下水を空調室内機の冷却に使った後、屋上に汲み上げ、屋根へ散水し室内の温度上昇を抑制。また、雨樋から分岐した配管を使い、空調室外機にも散水することでさらに熱交換器の冷却を行い、夏季の空調負荷を削減しました。
冬季には、屋上の融雪に地下水を活用し、屋根に積もった雪の荷重を軽減し、約1MWの太陽光発電パネルを設置することが可能になります。この取り組みは複雑な機械や制御なしで行えるため、他の事業所にも容易に展開できるます。シリカ対策や雪の運用工夫により、高価な設備に依存せずに省エネの実施が可能です。これにより、事業所全体の年間電力使用量は10.8%削減され、持続可能なカーボンニュートラルの実現に向けた先進的なモデルとして他社にとっての参考事例となっています。
「省エネ大賞」とは
「省エネ大賞」は、国内の産業、業務、運輸各分野における優れた省エネの取り組みや先進的で効率的な省エネ製品を表彰する制度です。この制度は国民の省エネルギー意識を高め、省エネルギー製品の普及を促進し、脱炭素社会の構築に寄与することを目的としています。今回の受賞は、大賞の理念と株式会社デンソートリムの取り組みが見事に結びついた結果と言えるでしょう。今後もこのような省エネの成功事例が増えていくことを期待します。
菰野町と株式会社デンソートリムのさらなる発展を祈りつつ、地域の皆さんにもこの取り組みをぜひ知っていただきたいと思います。