九州教具グループと新たな一歩
1946年に長崎県大村市で創業した九州教具グループは、『誠実にして正確な旨とし社会に貢献すべし』という社是のもと、進化し続けています。1950年には九州教具株式会社として法人化され、現在はソリューション事業、ホテル事業、ウエルネス事業を運営し、コミュニティに貢献しています。
業務プロセスの分社化
2021年8月、九州教具グループは「より迅速な会社運営を行う」ことを目指し、複数の事業を分社化しました。この分社化によって、各社の業務プロセスが明確になったものの、同時に一つの大きな課題が浮かび上がりました。それは、各業務が異なるシステムで運用されており、データが分断され連携しないことで、非効率な業務フローが生じていたのです。
この状況を打破するため、九州教具グループは基幹業務を支えるシステムを全面的に見直すことを決断しました。
Dynamics 365 Business Centralの導入効果
新たに導入された「Dynamics 365 Business Central」は、マイクロソフトの中小企業向けビジネス管理ソリューションです。この導入によりいくつかの重要な効果がもたらされました。
- - 中間処理の再入力作業がゼロに
- - Excelで行っていたデータ連携作業を90%削減
- - 倉庫に保管していた紙帳票を80%削減
これらの改善により、業務の効率化が実現され、リソースの最適化に寄与しました。特に、紙の管理や手動での作業が大幅に減少したことは、業務負担の軽減につながりました。
今後の展望
今後、九州教具グループはDynamics 365 Business Centralに蓄積されるデータを活用し、業務変革を進めていく計画です。具体的には、Microsoft Power BIを活用したデータの可視化により、経営分析を強化し、意思決定をサポートしていく方針です。信頼性の高いデータを基にした経営運営は、企業成長に不可欠です。
まとめ
九州教具グループの新たなERPシステムの導入は、単に業務の効率化に留まらず、今後の経営戦略の基盤を築くものでもあります。経営変革を進める中で、同社がどのように発展していくのか、今後の動向に注目です。
このプロジェクトのパートナー
導入にあたり、株式会社シャロンはシステムの導入・コンサルティングを手掛けています。Microsoft製品を中心に、適材適所のシステムデザインを提案し、顧客に必要な機能を提供しています。シャロンは、お客様にとって本当に使えるシステムの構築に力を入れています。
詳しい情報は、
九州教具グループの導入事例をご覧ください。