無人古着屋「ジャンボデンキ」がAIで進化
東京都杉並区久我山に位置する無人古着屋「ジャンボデンキ」は、2023年にオープンし、古着を手頃な価格で提供する新たなリテールの形を模索しています。この店舗は、京王線久我山駅から徒歩2分の場所にあり、300円から3,000円の間で多様な古着を販売しています。特筆すべきは、店名が1970年創業の家電小売店「ジャンボデンキ」から引き継がれ、その外観や内装に一切のリノベーションを行わずに新生企業として生まれ変わった点です。
新たな試み:AIとキャラクターの導入
この度、「ジャンボデンキ」は公式キャラクター「ジャンボくん」をタブレット端末に搭載し、音声での対話が可能なAIキャラクターを導入しました。これにより、買い物をしながらお客様はジャンボくんと会話を楽しむことができ、よりリッチなショッピング体験を提供しています。
「ジャンボくん」は、チャットGPTを組み込んだ独自のシステムを使い、気軽におしゃべりができるようデザインされています。テキスト入力なしで、お客様との自然な会話が実現し、店舗情報や近隣のおすすめスポットなどを尋ねることができます。また、「ジャンボくん」自身のキャラクター設定により、彼のユニークな視点や意見も聞くことができるのが特徴です。
「ジャンボくん」の多彩な能力
さらに、「ジャンボくん」は将来的には在庫情報や会計手続き、さらには訪問者に合ったスタイルやコーディネートの提案も可能になることを目指しています。地域の方々が店を訪れた際にお話し相手となることで、より親しみやすい店舗環境を作り出すことを目指しています。
ジャンボくんのキャラクター設定
- - 役職: 古着屋ジャンボデンキ公式ゆるキャラ
- - 出身: 杉並区久我山
- - 身長: 4m20cm
- - 体重: 6g
- - 好きなもの: カラリと晴れた日
- - 苦手なもの: 雨の日(濡れると消えてしまう)
- - 好きな食べ物: カツカレー、ブラウニー
- - 特技: 古着探しと辛口回答
「ジャンボくん」は、語尾に「ボ」をつける独特の言葉で話し、天気が良ければ良く喋るといったコミカルな一面も持っています。このキャラクターは店舗内で特に目立つ存在となり、訪れる人々の会話のきっかけになることでしょう。
ジャンボデンキの運営形態
「ジャンボデンキ」は、無人運営のスタイルを採用しており、顧客が自由に店舗に入って買い物することができる仕組みです。現金で支払いができる会計ボックスが設置されており、オリジナルのビニール袋に入れて購入品を持ち帰ることができます。この新しい形の古着屋は、来るかもしれない未来の小売ビジョンを先取りしていると言えるでしょう。
おわりに
今後、ジャンボデンキはさらなる革新を追求し、リアルとデジタルの境界を超えた新たなショッピング体験をお客様に提供していく予定です。AIとキャラクターの融合がもたらす新しい風を、ぜひお楽しみに!