株式会社キムラタン、子供向けウェアラブルサービスを新たに開始へ
株式会社キムラタン、子供向けウェアラブル市場へ進出
株式会社キムラタンは、兵庫県神戸市に本社を構える企業で、これまでに多くの子供向け商品を展開してきましたが、2019年1月、子供向けウェアラブル市場への進出を発表しました。今回の新事業は保育園向けの見守りサービスの開発を中心に据えています。
この新たな取り組みは、ミツフジ株式会社のウェアラブルIoTプラットフォーム「hamon」を基に行われます。サービスの主な目的は、保育園に通う小さな子どもたちの安全を確保することです。具体的には、園児たちが午睡している際の見守りや、体温の変動を監視することで、彼らの健康管理をより一層強化しようとしています。
昨今、ICT(情報通信技術)が進化する中で、保育園の運営においてもテクノロジーの導入が求められています。キムラタンの新しいウェアラブルソリューションは、体調管理の機能を搭載することで、子どもたちの安心・安全をさらに向上させることを目指しています。その結果、保育士の業務負担を軽減し、保育の質を向上させることが期待されています。
具体的なサービスの開始時期は、来夏を予定しており、ミツフジの技術力を活かして開発が進められています。これにより、保育園での緊急事態が減少し、全体的な運営がよりスムーズになることが期待されています。
キムラタンの代表取締役、浅川岳彦氏は、「保育園事業を始めた昨年から、安全で質の高い保育サービスを提供することを目指してきました。しかし、従来の方法では重大事故を防ぎきれない場合が多く、今回の園児見守りサービスの導入により、状況の改善に貢献できると確信しています」と語っています。
また、ミツフジの代表取締役社長、三寺歩氏は、「キムラタン様の新たな見守りサービスは、我が社の技術を用いることで実現可能となりました。25年にわたる導電性繊維の開発技術を駆使し、リアルタイムで正確な生体情報の取得と分析を行います。このサービスが、子供たちの安全を保障する基盤になることが期待されます」とコメントしています。
この新たなサービスは、保育士と保護者にとって、大変有意義なものとなりそうです。特に、保護者にとっては、子どもたちがどのように過ごしているのかをリアルタイムで確認できる機能は、大きな安心感をもたらすでしょう。今後の展開に注目が集まります。
さらに、キムラタンは、2023年1月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催される第5回ウェアラブルEXPOにおいてこのサービスのコンセプトを発表し、初日の15時からは代表による講演も予定されています。この講演では「乳幼児見守り―保育の質の向上―」というテーマで、具体的なメリットやサービスの特徴について紹介される予定です。
新たな挑戦を通じて、キムラタンは子供たちの安全と保育士の負担軽減を同時に実現することを目指しています。今後の展開から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社キムラタン
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区加納町2丁目4-10水木ビルディング
- 電話番号
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078-806-8234