有田みかんのリユースカップ
2025-04-24 14:31:18

有田みかん剪定枝活用リユースカップ、共同開発の背景と魅力

有田みかん剪定枝を使用したリユースカップの誕生



和歌山県有田市にて、廃棄予定だった有田みかんの剪定枝を活用して新たな商品が登場します。このリユースカップ、「果樹園のタンブラー 有田みかん」は、アサヒユウアス株式会社と地元の高校、さらには学校法人角川ドワンゴ学園が運営するN高等学校・S高等学校との共同プロジェクトの成果です。

プロジェクトの背景と目的



有田市は450年以上もの間、みかん栽培が行われてきた土地ですが、これまで剪定枝の大半は焼却や粉砕されていました。この状況に課題を感じた有田市役所は、アサヒユウアスとの協力を得て、これらの廃棄物を新たな価値のある商品へと変換するプロジェクトを立ち上げました。プロジェクトでは、地元の高校生が商品名とデザインを考案するというユニークなアプローチが採用されました。

デザインの特徴



「果樹園のタンブラー 有田みかん」は、51%の剪定枝から作られています。箕島高等学校が手がけたデザインでは、有田みかんの断面に花や葉を添えた美しい図柄が特徴です。一方、N高等学校とS高等学校がデザインしたバージョンは、有田みかんの成長をポップに表現しており、異なるテイストで消費者にアピールします。

このように異なるデザインによって、まったく新しいみかんの魅力が引き出されました。

共同開発の取り組み



アサヒユウアスは、2024年10月に高校生を招いた出前授業を開催し、SDGsや商品開発に関する教育を行いました。生徒たちは、この授業を通じて地域特産物である有田みかんの魅力を再発見し、SDGsに沿った商品名やデザインを発表しました。3月には、彼らの創意工夫をもとに商品名とデザインが決定しました。

大阪・関西万博での販売



このタンブラーは、2025年に開催される大阪・関西万博の「関西パビリオン」内で、5月9日と10日の2日間、1500円(税込)で数量限定にて販売される予定です。N高等学校とS高等学校がデザインしたタンブラーも、2024年8月以降に販売展開を考えています。

期待される影響と今後の展開



本プロジェクトは、地域活性化、環境保護、教育など多様な分野にわたる重要な成果を生み出しています。アサヒユウアスは、これを皮切りに、さらなる商品の開発を続け、地域や学校との共創を通じて、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいく方針です。アサヒグループの理念である「期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造」の実現を目指す中で、全国の地域に新たなモデルを生み出す可能性を秘めています。

地域の資源を活かしたこの新しい取り組みは、今後も注目を集めそうです。是非、関心を持って見守りたいプロジェクトです。


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会社情報

会社名
アサヒグループホールディングス株式会社
住所
東京都墨田区吾妻橋1-23-1
電話番号

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