エージェントレスによるOTセキュリティ管理の効率化とは

エージェントレスによるOTセキュリティ管理の効率化

企業の生産現場で進んでいるスマート化に伴い、OT（Operational Technology）ネットワークのセキュリティ管理がこれまで以上に求められるようになっています。工場の効率を高めるためには、さまざまな機器から得られるデータを最大限に活用することが不可欠です。しかし、これによりOTネットワークは外部と接続されることが増え、サイバー攻撃のリスクも高まります。そのため、これまで現場担当者が管理していたOTネットワークを、IT部門のセキュリティ担当が統合的に監視・管理する必要が出てきました。

OTネットワークの特性と難しさ

OTネットワークは物理的な機器やプロセスを制御するため、リアルタイムでの操作性が重視されます。特に、工場運営ではシステムが停止することは許されず、常に稼働が求められます。そのため、従来のITネットワークとは異なり、しばしばレガシーデバイスが存在するなど、エージェントやセキュリティソフトウェアの導入が難しい場合が多いです。さらに、新旧の設備が混在している環境では、ネットワークのトポロジーを正確に把握することも困難です。

このような状況では、知らぬ間に新たなデバイスがネットワークに接続されている可能性もありますので、管理者は常に警戒しておかなければなりません。

エージェントレス管理の有効性

今回のウェビナーでは、エージェントレスでネットワーク管理ができる「AX-Network-Manager（AX-NM）」の活用法について詳しく説明します。このソフトウェアは、アラクサラネットワークスが提供しており、エージェントを導入することなく、スイッチやルーターから自動的に接続端末の情報を収集します。

具体的には、MACアドレスやIPアドレス、接続ポートなどのデータを基にトポロジーマップを作成し、ネットワークの可視化が実現します。これにより、OT環境でも「何がどこで接続されているか」をリアルタイムで把握することが可能となります。

また、自動遮断機能も搭載しており、マルウェア感染が検出された場合には、異常な行動をしている端末を直ちに隔離することができます。このような機能により、不正端末の検出や感染拡大の防止が容易になります。

フォーティネット社との連携

さらに、アラクサラネットワークスは、ネットワークセキュリティのリーダーである米国フォーティネット社との連携を強化しています。ウェビナー中には、フォーティネットの最新デセプションソリューション「FortiDeceptor」との連携事例も紹介します。デセプション技術を活用することで、攻撃者を欺き、早期に攻撃を検知することが可能になります。

こんな方におすすめ

このウェビナーは以下のような方に特におすすめです。

- OT環境のセキュリティを強化したい
- 複雑なOTネットワークを管理したい
- エージェント導入に課題を感じている
- 不正アクセスやマルウェアに対する迅速な対応を求めている
- ネットワーク全体の可視化を効率化したい方

今回は、これらの課題を解決するための具体的な手法をぜひ学んでいただきたいと思います。

主催・共催

このウェビナーはアラクサラネットワークス株式会社主催で、株式会社オープンソース活用研究所およびマジセミ株式会社の協力のもと開催されます。参加費用は無料です。興味のある方はぜひご参加ください。詳細な参加申込や過去のセミナー資料については、関連リンクをご覧ください。

マジセミ株式会社の今後のウェビナーにもご期待ください！