LUSHの新商品『ゾウがつなぐ道』が誕生
英国発のナチュラルコスメブランド、LUSHが新たに寄付対象商品『ゾウがつなぐ道』(シャワージェリー)を2025年12月1日より全国79店舗、公式オンラインストア、公式アプリで数量限定で発売します。この商品は、絶滅危惧種の保護と熱帯雨林の再生を目指す取り組みの一環として販売されます。
商品の背景と目的
『ゾウがつなぐ道』は、自然豊かな土地の生態系を守るために開発された商品です。特に、マルミミゾウに着目し、彼らの生息地の保護や緑の回廊の創設を目的としています。この商品の売上げの75%は、ワーキング・フォー・ザ・ワイルドに寄付され、カメルーンで絶滅危機に瀕しているマルミミゾウを保護する活動に貢献します。
マルミミゾウは、熱帯雨林のエコシステムを支える重要な存在であり、彼らが視点となることで森林の再生が促進されるのです。LUSHはこのプロジェクトを通じて、520平方キロメートルにわたる熱帯雨林の保護と生息環境の拡大を目指しています。
商品の特徴
『ゾウがつなぐ道』は、ユニークな泡立つ体験を提供するシャワージェリーで、80g入りで価格は税込1,500円。ベルガモット、ベチバー、フランキンセンスの香りが特徴で、この香りは熱帯雨林に住むゾウたちの力強さとその住処を意識してデザインされています。
使用方法と効果
使用する際には、手で温めて泡立てることで、心地よい香りと感触が楽しめる商品となっています。シャワージェリーに含まれるこれらの香りは、リラックス効果を促進し、洗浄時に穏やかな気持ちにする効果が期待できます。
マルミミゾウの重要性
マルミミゾウは、熱帯雨林の生態系において非常に重要です。地面を掘ることで生まれる水場は他の生物にとっても重要な資源となり、ゾウの糞は新しい植物を育む肥料となります。こうした生態系連関から、彼らは「森の庭師」と呼ばれています。
カメルーンの現状
カメルーンでは、絶滅危惧種が様々な脅威にさらされています。特に、密猟や生息地の喪失が深刻な問題です。近年の人口増加に伴い、農地転換や伐採活動が進み、森林破壊が進行しています。このような現状に対処するためには、迅速な保全活動が求められています。
緑の回廊再生
プロジェクトの一環として、LUSHはデン・デン国立公園とジャー動物保護区を連結させる緑の回廊を再生します。これにより、野生動物が自由に移動できる経路を確保し、生息地を拡大することが目指されています。目的は、生物多様性を保全し、絶滅危惧種の個体数を増加させることです。
LUSHのギビングプログラム
LUSHは、2007年から草の根団体を支援する独自のギビングプログラムを実施しています。このプログラムを通じて、2024年9月までに1億ポンド以上の寄付を達成することを目指し、さまざまなプロジェクトへの支援を行っています。
今後も『ゾウがつなぐ道』を通しての寄付が進むことで、絶滅危惧種の保護や生態系の再生が続いていくことを期待しています。
まとめ
LUSHの『ゾウがつなぐ道』は、寄付商品の提供を通じて絶滅危惧種の保護や熱帯雨林の再生を図る重要な取り組みです。この商品の発売を通じて、皆さんが自然保護に関心を持ち、行動を起こすきっかけになれば幸いです。