ロームの650V IGBT
2026-06-18 10:45:13

ロームが誇る第4世代IGBT、650V耐圧を達成し自動車用に最適化

ロームが開発した第4世代IGBTの魅力



ローム株式会社が新たに開発した650V耐圧の第4世代IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)は、自動車(特に電動コンプレッサやHVヒーター)や産業機器向けのインバータに最適化されています。この製品は業界トップクラスの低導通損失であるVCE(sat)=1.55Vを実現しており、信頼性規格であるAEC-Q101にも準拠しています。

開発の経緯と重要性



昨今の電気自動車の普及が進む中、高電圧化が進んでいます。特に、主機インバータなどの大電力を扱うアプリケーションでは、SiC(炭化ケイ素)デバイスが注目されていますが、自動車の補機類では650V耐圧のIGBTが広く使われています。また、産業分野でもモーターやコンプレッサなどにシリコンIGBTが多く採用されています。これらのアプリケーションでは、省エネルギーや小型化が求められています。

ロームは、約25℃において7マイクロ秒という高短絡耐量を実現することで、スイッチングデバイスとしての信頼性を確保しました。これは、短絡時における過電流を検知し、遮断するまでの時間に耐えられる重要な特性です。これらの課題を解決するために、ロームはデバイス構造を見直し、低損失特性と高短絡耐量を両立したIGBTの開発に成功しました。

製品ラインアップと販売



新たに発表された650V耐圧の「RGAシリーズ」は、TO-247Nパッケージの「RGAxxTS65HR」および「RGAxxTS65EHR」など12機種と、ベアチップの「SG83xxWN」10機種が展開されています。さらに、TO-247-4Lパッケージの「RGAxxTR65HR/RGAxxTR65EHR」グループも開発中です。2026年5月より月産100万個の体制で量産を開始する予定で、サンプル価格は1,300円(税抜)となっています。

これらの製品は、ROHM Online StoreやArrow.com、Core Staff Onlineなどのネットショップでも購入可能です。加えて、ロームの公式ウェブサイトでは、各種デザインモデルや回路設計に必要な資料をダウンロードすることができます。

エコIGBTブランドの紹介



ロームが開発したIGBTは「EcoIGBT™(エコアイジービーティー)」ブランドに基づいています。このブランドは高耐圧が求められるアプリケーションに最適化され、デバイスとモジュールを総称しています。ロームはウエハ製造から製造プロセスまでの技術を独自に開発し、パワーデバイスの進化に貢献しています。

まとめ



ロームの650V耐圧の第4世代IGBTは、自動車や産業機器の高効率駆動、小型化を実現するための重要な技術となりそうです。今後もさらなる機種展開や、小型かつ表面実装可能なIGBTの開発が期待されています。業界の進化を促す製品として、その活躍に注目が集まります。


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会社情報

会社名
ローム株式会社
住所
京都府京都市右京区西院溝崎町21
電話番号
075-311-2121

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