新発明『ツエプロン』
2023-12-06 23:07:20
松葉杖生活を支える新発明『ツエプロン』が登場
2023年12月12日は、杖の日として広く認知されています。この日に、松葉杖生活をより快適にする新しい商品『ツエプロン』が登場しました。『ツエプロン』は、松葉杖を使用している方々のための特製エプロンで、2023年の福祉機器コンテストで最優秀賞を受賞した背景を持ちます。開発を手掛けた角住由美さんは自身が骨折から松葉杖生活を経験したことがきっかけで、どうすれば日常生活を自立して送れるかに思索を重ねてきました。
『ツエプロン』は、松葉杖の腋当てに付属のベルトを装着し、胸当て横のバックルと繋ぐことで使用します。これにより、腕を上げた時でも杖が落下することなく、荷物を抱えたままでも移動することができ、特に階段の上り下りがグッと安全になります。
日々の生活で多くの松葉杖使用者が直面する問題点を解消する『ツエプロン』のメリットは以下の通りです。
1. 腕を自由に使える:エプロンが杖をしっかり保持するため、腕を伸ばして物を取ったり、冷蔵庫を開けたりすることができ、日常生活の自在さが増します。
2. 大量の荷物運搬が可能:大型ポケットが付いており、ノートパソコンや雑誌、さらには特大ポケットを使えば洗濯物も運ぶことができます。
3. 階段移動が安心:片方の杖をエプロンに装着し、両手で手すりを使うことで、より安全に階段を移動できるようになります。従来の方法では不安定な姿勢が求められたため、これにより大きな安心感が得られます。
このエプロンは、松葉杖生活の支援のみにとどまらず、治療が終わった後でも大きなポケット付きの普通のエプロンとして使用できるため、長期間にわたり役立つアイテムです。
『ツエプロン』は、2023年11月4日から一般販売が開始されており、Mサイズは税込8,800円、Lサイズは税込8,998円で手に入ります。接続や使い方に関する詳細は松ノ助の公式ウェブサイトやAmazonで確認できます。
なお、12月12日からは東京都立産業貿易センター浜松町館において、公益財団法人テクノエイド協会主催の障害者自立支援機器ニーズ・シーズマッチング交流会が開催されます。このイベントでは、『ツエプロン』を含む福祉機器コンテスト2023における受賞作品も展示されるため、興味のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
角住由美さんのように、自らの体験を活かして社会に貢献しようと努力する企業家の姿は、多くの人々に希望を与えます。日常生活での自立を応援する『ツエプロン』が、松葉杖を必要とする全ての人に新しい生活のスタイルを提供することを願っています。
会社情報
- 会社名
-
松ノ助
- 住所
- 東京都杉並区高井戸東4-13-30
- 電話番号
-
03-6910-3892